秋の中央アルプスを訪ね快晴の中、宝剣岳、三ノ沢岳をドキドキ、ワクワクしながら山行をした。
参加者2人。
<コースタイム>
9月29日 滋賀県~24:10桂木場(テント泊)
9月30日 曇りのち快晴
桂小場6:23~9:41大樽小屋~12:00将棋の頭~13:24聖職の碑~15:20木曽駒ヶ岳頂上小屋(テント泊)
10月1日 快晴
木曽駒ヶ岳頂上小屋7:22~8:40宝剣岳~10:50三ノ沢岳~13:35宝剣岳~14:22乗越浄土~15:00千畳敷駅
紅葉と三ノ沢岳を目的に中央アルプスを山行した、
桂木場に前泊でテント泊をし、木曽駒ケ岳頂上小屋を目指し、紅葉の中、桂木場コースを歩いた。
紅葉は若干ピークを過ぎた感はあるものの、ハイマツとのコントラストが鮮やかであった。
桂木場登山口から、いざ出発。ここでは紅葉は無く緑一色。
途中、避難小屋を過ぎ暫くすると山頂に将棋の駒みたいな山が目に飛び込む。紅葉が美しい行者岩である。その後方には御嶽山が構えていた。
西駒山荘に到着すると、前方に鮮やかな紅葉の斜面が見に飛び込む。早速近寄ってシャッターを切った。たぶん、この山の向こうは千畳敷カールではないかと思う。
馬の背近くに達すると、カールと宝剣岳、中岳、木曽駒ケ岳が姿を一気に現した。うっとりする光景である。
我がパーティが来た道を振り返る。他のパーティが桂木場方面の稜線を眺めている。
中岳直下の木曽駒ケ岳頂上山荘目前。なんとテント場はテントで満杯状態。手分けして空きがないか探すも空きはなし。山荘スタッフに「ロープ以外の場所でも良いですか?」と尋ねると「ロープの枠内でお願いします」との回答。止む無く岩が飛び出した場所にテントを張った。
さあ、これからがテント泊の醍醐味「夕日」を撮りに中岳を目指し登る。夕日に照らされる中岳と月を眺めなが山頂へ。
山頂へ到着し、暫くすると木曽駒ケ岳が茜色に染まり、御嶽山も美しいシルエットを見せてくれた。山頂では多くの人が日の入りを待っていた。
振り返ると宝剣岳と上空の雲も茜色に染まっていた。
そして、雲ひとつ無い快晴の中、日の入りの時を御嶽山と共に見入った。あっと言う間に太陽が沈んだ。
テント場に戻ると、日が沈んだ後も夕焼け空をそれぞれの想いで見つめている人がいた。
10月1日 4:52 テント泊の醍醐味である朝焼けを目的に、再び中岳に登り日の出を待つ。
左は八ヶ岳、右は南アルプスの甲斐駒ケ岳。街の明かりは伊那市の夜景である。
木曽駒ケ岳方面を見ると、日の出を求めて山頂を目指す登山者と、これから行動を開始するテントの明かりが見える。
中岳山頂では、出っ張った岩稜の上で日の出を待つ登山者が。
やっと日の出。5:38 甲斐駒ケ岳付近から太陽が姿を現した。右は富士山。
テン場に戻ると、八ヶ岳を背景にテント泊登山者が本格的に行動を開始していた。
我がパーティも三ノ沢岳を目指し、まずは、天狗岳を越えるため、宝剣岳山荘に到着。なんと宝剣岳山頂では人が立っていた。また、天狗岩は迫力満点。北アルプスに向かって叫んでいる感がある。
それにしても、この岩稜の宝剣岳を越すのかと思うと、ドキドキ、ワクワクする。
そして、目的である三ノ沢岳も姿を現した。これから天狗岳を通過し三ノ沢岳にいくぞ~と気合を入れる。
宝剣岳山頂直下に来ると、大渋滞。山頂に人が溢れるとともに、檜尾岳方面から来る登山者で山頂がごった返している模様。この渋滞を抜けるのに約40分かかった。
やっとの思いで宝剣岳を越え鎖場の連続で下った所で宝剣岳を振り返る。切り立った岩稜をドキドキ・ワクワクしながら下りた。
その束の間、今度は垂直の岩稜が現る。見た目を垂直であるが、しっかりとした鎖とホールドポイントがあり難無く登った。
三ノ沢岳分岐に到着。三ノ沢岳全貌が現る。先行する別パーティに続き我がパーティも。
檜尾岳、空木岳方面の紅葉も素晴らしい。いくつか急登もこなし山頂間近へ。
10:50に三ノ沢岳山頂に到着。山頂では文字の消えた看板が立てかけてあった。
三ノ沢岳山頂から宝剣岳方面を望む。東側から見る宝剣岳、木曽駒ケ岳と違って、西側から見る宝剣岳は岩稜帯の山である。この景色は三ノ沢岳に来た人のみに与えられる御褒美かな?山頂で360度の展望を楽しんだ後、再び宝剣岳を目指し下山する。
途中、日本庭園を思わせる美しい光景を目にする。紅葉と岩がたまらない。
さあ、もう一度ガスがかかる宝剣岳を登る。それにしても迫力のある岩稜帯である。
復路の宝剣岳山頂は空いており、しばし山頂での展望を楽しむ。さすがに、山頂の岩の上に立つことはしなかった。若い登山者は、簡単にあがり立っていた。
宝剣岳を越え、乗越浄土に差しかかり、美しい紅葉の広がる千畳敷カールを望む。切り立つ岩場と心温まる紅葉にうっとりする。当初、桂木場へ下山予定であったが、時間が足りずロープウェアで下りることに。
八丁坂を下る途中、美しい紅葉の向こうに甲斐駒ケ岳を発見。今度は甲斐駒ケ岳に行くぞと思いながら下山する。
千畳敷駅に到着し、本日縦走した宝剣岳の岩稜稜線を望む。ドキドキしたが、今眺めると心地よい緊張感が面白かった。
剣ケ池から望む定番の千畳敷カールと宝剣岳。2013年の残雪期以来である。
この後、ロープウェイを待つも今期最高の人出で、3時間待ち。
15時から18時30分まで千畳敷駅で座る場所も無く、立ったままで待った。長かった~。
今年は、3,000m級の山岳で紅葉を楽しみたいと思いつつ、中央アルプスの三ノ沢岳を山行した。
紅葉は少しピークを越えるも、快晴に恵まれ山岳地帯の紅葉は、岩とのコントラストが心に深く深く刻まれた。
再び、訪れたい山である。
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By もりもりJP
<コースタイム>
9月29日 滋賀県~24:10桂木場(テント泊)
9月30日 曇りのち快晴
桂小場6:23~9:41大樽小屋~12:00将棋の頭~13:24聖職の碑~15:20木曽駒ヶ岳頂上小屋(テント泊)
10月1日 快晴
木曽駒ヶ岳頂上小屋7:22~8:40宝剣岳~10:50三ノ沢岳~13:35宝剣岳~14:22乗越浄土~15:00千畳敷駅
紅葉と三ノ沢岳を目的に中央アルプスを山行した、
桂木場に前泊でテント泊をし、木曽駒ケ岳頂上小屋を目指し、紅葉の中、桂木場コースを歩いた。
紅葉は若干ピークを過ぎた感はあるものの、ハイマツとのコントラストが鮮やかであった。
桂木場登山口から、いざ出発。ここでは紅葉は無く緑一色。
途中、避難小屋を過ぎ暫くすると山頂に将棋の駒みたいな山が目に飛び込む。紅葉が美しい行者岩である。その後方には御嶽山が構えていた。
西駒山荘に到着すると、前方に鮮やかな紅葉の斜面が見に飛び込む。早速近寄ってシャッターを切った。たぶん、この山の向こうは千畳敷カールではないかと思う。
馬の背近くに達すると、カールと宝剣岳、中岳、木曽駒ケ岳が姿を一気に現した。うっとりする光景である。
我がパーティが来た道を振り返る。他のパーティが桂木場方面の稜線を眺めている。
中岳直下の木曽駒ケ岳頂上山荘目前。なんとテント場はテントで満杯状態。手分けして空きがないか探すも空きはなし。山荘スタッフに「ロープ以外の場所でも良いですか?」と尋ねると「ロープの枠内でお願いします」との回答。止む無く岩が飛び出した場所にテントを張った。
さあ、これからがテント泊の醍醐味「夕日」を撮りに中岳を目指し登る。夕日に照らされる中岳と月を眺めなが山頂へ。
山頂へ到着し、暫くすると木曽駒ケ岳が茜色に染まり、御嶽山も美しいシルエットを見せてくれた。山頂では多くの人が日の入りを待っていた。
振り返ると宝剣岳と上空の雲も茜色に染まっていた。
そして、雲ひとつ無い快晴の中、日の入りの時を御嶽山と共に見入った。あっと言う間に太陽が沈んだ。
テント場に戻ると、日が沈んだ後も夕焼け空をそれぞれの想いで見つめている人がいた。
10月1日 4:52 テント泊の醍醐味である朝焼けを目的に、再び中岳に登り日の出を待つ。
左は八ヶ岳、右は南アルプスの甲斐駒ケ岳。街の明かりは伊那市の夜景である。
木曽駒ケ岳方面を見ると、日の出を求めて山頂を目指す登山者と、これから行動を開始するテントの明かりが見える。
中岳山頂では、出っ張った岩稜の上で日の出を待つ登山者が。
やっと日の出。5:38 甲斐駒ケ岳付近から太陽が姿を現した。右は富士山。
テン場に戻ると、八ヶ岳を背景にテント泊登山者が本格的に行動を開始していた。
我がパーティも三ノ沢岳を目指し、まずは、天狗岳を越えるため、宝剣岳山荘に到着。なんと宝剣岳山頂では人が立っていた。また、天狗岩は迫力満点。北アルプスに向かって叫んでいる感がある。
それにしても、この岩稜の宝剣岳を越すのかと思うと、ドキドキ、ワクワクする。
そして、目的である三ノ沢岳も姿を現した。これから天狗岳を通過し三ノ沢岳にいくぞ~と気合を入れる。
宝剣岳山頂直下に来ると、大渋滞。山頂に人が溢れるとともに、檜尾岳方面から来る登山者で山頂がごった返している模様。この渋滞を抜けるのに約40分かかった。
やっとの思いで宝剣岳を越え鎖場の連続で下った所で宝剣岳を振り返る。切り立った岩稜をドキドキ・ワクワクしながら下りた。
その束の間、今度は垂直の岩稜が現る。見た目を垂直であるが、しっかりとした鎖とホールドポイントがあり難無く登った。
三ノ沢岳分岐に到着。三ノ沢岳全貌が現る。先行する別パーティに続き我がパーティも。
檜尾岳、空木岳方面の紅葉も素晴らしい。いくつか急登もこなし山頂間近へ。
10:50に三ノ沢岳山頂に到着。山頂では文字の消えた看板が立てかけてあった。
三ノ沢岳山頂から宝剣岳方面を望む。東側から見る宝剣岳、木曽駒ケ岳と違って、西側から見る宝剣岳は岩稜帯の山である。この景色は三ノ沢岳に来た人のみに与えられる御褒美かな?山頂で360度の展望を楽しんだ後、再び宝剣岳を目指し下山する。
途中、日本庭園を思わせる美しい光景を目にする。紅葉と岩がたまらない。
さあ、もう一度ガスがかかる宝剣岳を登る。それにしても迫力のある岩稜帯である。
復路の宝剣岳山頂は空いており、しばし山頂での展望を楽しむ。さすがに、山頂の岩の上に立つことはしなかった。若い登山者は、簡単にあがり立っていた。
宝剣岳を越え、乗越浄土に差しかかり、美しい紅葉の広がる千畳敷カールを望む。切り立つ岩場と心温まる紅葉にうっとりする。当初、桂木場へ下山予定であったが、時間が足りずロープウェアで下りることに。
八丁坂を下る途中、美しい紅葉の向こうに甲斐駒ケ岳を発見。今度は甲斐駒ケ岳に行くぞと思いながら下山する。
千畳敷駅に到着し、本日縦走した宝剣岳の岩稜稜線を望む。ドキドキしたが、今眺めると心地よい緊張感が面白かった。
剣ケ池から望む定番の千畳敷カールと宝剣岳。2013年の残雪期以来である。
この後、ロープウェイを待つも今期最高の人出で、3時間待ち。
15時から18時30分まで千畳敷駅で座る場所も無く、立ったままで待った。長かった~。
今年は、3,000m級の山岳で紅葉を楽しみたいと思いつつ、中央アルプスの三ノ沢岳を山行した。
紅葉は少しピークを越えるも、快晴に恵まれ山岳地帯の紅葉は、岩とのコントラストが心に深く深く刻まれた。
再び、訪れたい山である。
(写真をクリックすると拡大されます。続けて写真をクリックすると次の写真に移ります)
By もりもりJP