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亀岡 牛松山からの雲海

個人山行ブログ
12月20日(日)
わがふるさとの城下町・亀岡の牛松山に雲海を見に行きました。

亀岡では晩秋や春先には深い霧になることが多く、今から考えると若いころは雲海の底で暮らしていたことになります。

亀岡盆地の雲海は遠く愛宕山から見たことはありますが、間近の牛松山からは初めてです。
時期的には少し遅いと思いましたが、雲海発生の気象条件がそろうようなので出かけました。
京都市内は快晴でしたが、亀岡駅に降りると期待どおりの霧で、視界は100m程度でしょうか。

いつもと違って霧が晴れないことを祈りながら南側の尾根を登ります。
牛松山は頂上に金毘羅神社のある信仰の山で、1丁(約100m?)ごとに道標があります。
十一丁の道標です。この頃には雲海の水面の上に出て、陽もさしています。

樹間からちらちらと雲海が見え始めましたが、見通しの悪い樹林帯を歩きます。
十四丁の道標の少し上に南側の展望が開けたところがあります。亀岡駅から1時間半で9:30頃に到着、期待どおりの雲海が見られました。

半島が突き出て入り江のように見える所もあります。

谷間に霧が流れていきます。

右側(西側)はアカマツの高木のために見通しがいま一つです。ここは日あたりがよいのか、他では枯れたアカマツが多い中で、ここは比較的元気なアカマツが残っています。

雲海を楽しんだ後、頂上に行きました。保津川下りの安全を守る金毘羅神社があります。

牛松山頂上(636m)はすぐ近くで、三角点(629m)はそこから少し南西に延びる尾根にあります。
三角点の先に延びる尾根から降りることもできますが、雲海のその後を見たくて、往路と同じ道を下山しました。
再び展望のある所から見ると、先ほどに比べると雲海の上がもこもことした感じになってきています。

しばらくすると雲海が消えて下の町が見えてきました。11時過ぎです。

下山して保津川にかかる大橋からの牛松山です。登り始めるときは全く見えませんでした。
堂々とした山容の良い山です。右側に愛宕さんの頂上も見えますが、目立ちません。

雲海の発生には、風が弱い、冷え込む、高気圧に覆われるなどの条件があるようです。
この日は無風で、頂上の気温は5℃、すっぽりと高気圧に覆われていました。

牛松山は亀岡中心部からは一番目立つ山で、小さい時から親しんできました。
しかし登ったのは昨年が初めてで、牛松山からの雲海は今回初めて見ることができました。
by K3号

この記事へのコメント

≫ もりもりJP | 2015年12月29日12時24分
K3号さん、山と雲海の写真ありがとうございます。
高山をイメージします。

亀岡は雲海で有名な地域ですね。
盆地で空気が流れにくく、快晴による放射冷却で空気が冷やされ霧になるようです。

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