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大文字山 北面から如意古道へ~新緑と城跡×3,滝×3

個人山行ブログ
2024年6月20日
梅雨入り直前のチャンスをねらって、大文字山に行きました。
大文字山北面(裏大文字)から大文字山頂上へ、如意古道から京都側に下山しました。
大文字は銀閣寺横から歩くのが一般的ですが、今回のコースは新緑の美しい、静かで歴史を感じさせる道でした。
 
いつものとおり、地下鉄蹴上駅から南禅寺へ、いつもは早朝でも観光客が多い山門ですが、今日は珍しく誰もいない写真を撮ることができました。
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哲学の道を銀閣寺へ、通常の大文字火床への道を少し進み、北側の斜面に入ります。20分ほど登ると平坦なピークがあり、戦国時代の大山出城跡です。昔の山城ですので何も残っていません。標識も見当たりませんでした。
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更に進むと中尾城の標識がありました。
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ここも平坦なピークですが、何もありません。ただ、見る人が見れば当時の土塁や掘割の跡がこの付近に残っていることが分かるそうです。
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中尾の滝の手前は新緑のきれいな所です。カエデが多いので、秋の紅葉ももちろん綺麗です。
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小さいですが中尾の滝です。
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この少し先で谷に入ります。途中にベンチなどがあります。大文字山北面には花壇などもあり、お会いするのも年配の慣れた感じの人が多く、この山域をとても愛している方が多いようです。
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幻の滝の標識がありました。
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どうやらここらしいですが、いつ来ても水が流れているのを見たことがありません。大雨の直後だけに現れる滝で幻の滝と思っていたので、ネットで水の流れている写真を調べましたが見つかりません。その代わり、岩に下がっている木の根を水に見立てて「幻の滝」と言われるとの情報がありました。そうなのでしょうか。
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この周辺もカエデが多く新緑が綺麗です。
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ここからさらに奥に進むと「天の原」と標識のある平坦な所があります。
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やかんと鍋など生活臭のあるものもあり、紅葉の時期など、この辺でハンモックで寝ていた、のんびりと休んでいる人もありした。
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この付近は道が入り組んでいて、スマホアプリと地図の両方を使っても道が分かりにくいです。今日も予定していたルートを外して歩いたこともありましたが、方向を間違わなければ。正しいルートに戻れます。
南に方向を変え大文字山頂上へ、平日ですがたくさんの人で賑わっていて、私の知り合いにも合いました。
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この頂上には如意ヶ嶽城があって、戦国時代などに多くの重要な合戦の舞台になったそうです。
少し西側に進むと、今でも当時の土塁の跡がきれいに残っています。
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下りは如意古道の道を京都側に進みます。如意古道は大津市の三井寺から京都市の鹿ヶ谷を結ぶ道で、途中に多くの寺院があったそうです。
大文字山では一番大きな滝の楼門の滝です。この付近にもお寺があって、門の隣りにあることから、この名前になりました。すぐ横には当時の石の階段が残っています。
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今回は新緑ですが、紅葉の季節も良いコースです。
 K3号

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