1978年から続く山歩き・登山のクラブ『湖南岳友会』

3月23日守山駅20:30集合し、名神、中央高速道路を経由し野尻駅舎で前泊。
3月24日は4時起床、6時野尻駅を出発し滑川砂防公園駐車場へ。
7時に滑川砂防公園を出発し、金懸小屋を目指す。行くぞ～と気勢を上げる。
 

振り返ると、御嶽山の山頂が見え、見送っているかのようであった。

 
敬神ノ滝小屋着。登山口から急登が始まる。まずは、金懸小屋まで＋1,000ｍ登る。

 
金懸小屋には12時頃着。登山者は我がパーティのみで貸切状態。

 
金懸小屋の窓からは、御嶽山が正面に望めた。火山活動が続いている証として白煙が望めた。

 
明日に備えて夕食は15時頃からスタート。味噌味の鍋が美味しかった！！　あっという間に底をついた。食担さん、ありがとう。

 
夕食の後片付けも終わり、就寝の態勢に入る（17時半）。何せ明日は1時起床、３時出発で木曽駒ケ岳を目指すため。

 
18時頃、この日の終わりを告げる日没となる。上空は快晴であるも低い所に雲が広がり夕焼けは期待できなかった。明日は、きっと快晴。

 
1時に起床し朝食を済ませ3時出発。真っ暗な中、ヘッドランプを点灯させ急登をこなす。

 
出発から3時間半で森林限界を超え、尾根に出る。雪も深くなり先頭を交代しながらでラッセルで進む。
しばらくすると、目指す木曽前岳が姿を現す。稜線に出ると風も強く雪煙が舞い上がる。


 
正面は、宝剣岳。雪煙が白く輝いていた。

 
この辺りから、両サイドが切り立った｢ナイフリッジ｣が現れ、ドキドキしながら慎重に進む。

 
振り返ると、ナイフリッジの軌跡と三沢岳が聳えていた。

 
更に斜度が増し、片手を雪面に付きながらバランスをとり急登する。

 
高度が増すにつれ、乗鞍岳、北アルプスが姿を現してきた。冷え込んでいるため遠望できた。
ただし、低温のため飲料水はシャーベット状であった。

 

先行メンバーは木曽前岳手前で手を振っていた。今回は、この時点でタイムアウト（10時）となった。

 
皆で御嶽山をバックに集合写真を撮り下山することに。それにしても素晴らしい眺望に皆うっとり。

 
下山はピストンで、登った何箇所かのナイフリッジの尾根を降りる。樹林帯まで近い様に見えるが1.5時間かかった。

 
途中、急斜面は訓練も兼ねバックステップで安全に降りる。

 
下で休憩していたメンバと合流し、全員で集合写真。

 
ナイフリッジで記念撮影。行くときのドキドキと違って帰りは笑顔がこぼれ余裕が。


 
麦草岳を望む。

 
尖った宝剣岳を望む。

 
三沢岳を望みながらゆっくりと下山するメンバー。

 
木曽前岳を振り返ると、我がパーティーの軌跡が残っていた。

 
名残惜しく何回も周囲の山岳を眺めながら樹林帯に突入した。

 
側面には、三沢岳が聳えていた。

 
この後、金懸小屋に戻り、後片付けをし、駐車場まで下山した。
ピークハントは出来なかったものの、快晴の中、素晴らしい山岳の眺望、強風、ナイフリッジ、急斜面の上り下り（バックステップ）、ラッセルと様々なシチュエーションを体験することができた。
これまで、雪山訓練で教わったことを実践できた。
ただし、課題も残り、次の雪山山行に活かしたい。

GPSデータ。
　・沿面距離26Km（２日間）
　・累積標高差　24日　+1,000ｍ
　　　　　　　　25日　+800m　－1,800ｍ
 
（写真をクリックすると拡大されます）
 
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