2024年12月25日(水)
年末になり、雪を求めて比良山系の堂満岳に登りました。予想以上の積雪で、またトレースが途中でなくなったため頂上までは到達せず、途中で撤退となりました。しかし久しぶりに新雪のラッセルを楽しむこともでき、今年最後の登山として、また冬山シーズン最初の雪山として相応しい山行となりました。
JR比良駅から舗装道路を歩き、45分ほどで登山口に到着。登山口付近はほとんど雪がありません。
帰りに撮った写真ですが、ノタノホリは半分氷が張っていました。5月から6月頃にこの池でモリアオガエルが産卵します。調べてみるとモリアオガエルは冬眠するらしいので、今はどこかで隠れて冬眠しているのでしょう。比良山系の高層湿原は変わりつつあるところもありますが、ここはほとんど変わらない姿を保っています。
谷筋に入ると雪が増えて滑りやすくなってきたため、アイゼンを履きました。
谷筋から離れると更に積雪が増し、ジグザグの雪道を尾根に向かって登ります。
10センチほどある、つららができていました。
尾根に到着すると更に積雪が増え、膝くらいまでありました。アイゼンでは潜りすぎるため、ここでワカンを付けました。久しぶりのワカンでバンドの付け方を思い出すのに時間がかかりましたが、これで正しいようです。
同行のTさんはスノーシューです。私は積雪量がそんなにないと思って軽いワカンにしたのですが、この積雪だとスノーシューの方が歩きやすいようです。
前日のものと思われるトレースに沿って歩いていたのですが、830m付近で突然トレースが消えました。この方はここで引き返したものと思われます。
私たちはさらに進みます。トップを交代しながら、トレースがまったくない新雪を踏んで歩くのは、とても気持ちが良いです。
しかし、二人だけのラッセル大変です。人数が多いとトップで全力を出しても、交替して後ろに行けばしばらく休めますが、二人だけだと休む時間があまりなく、トップで体力を温存しながら進むので、ペースが上がりません。
蹴落とした小さな雪玉が斜面を転がり落ちて50センチほどの雪達磨になりました。
シャクナゲの群落が現れました。花芽が結構ついていて、来年のシャクナゲは期待できそうです。
急斜面となり、脚を蹴り込んだり、ストックを横にして前の雪を落としたりしながら進みます。足を蹴り込む時は、スノーシューよりもワカンの方が利くかもしれません。この日の雪は湿っていて固まりましたが、サラサラの新雪だと蹴り込んでも崩れるため、本当に進みません。
880m付近の平坦な所に到着した時点で堂満山頂上までは時間的に無理と判断し、撤退することにしました。トレースが消えてからの標高差50m登るのに40分かかりました。
急斜面もあるので、ここからの下りは再びアイゼンに履き替えました。久しぶりのアイゼン、ワカン、スノーシューの歩行のため、また新雪のラッセルでかなり足が疲れたため、下りでは足が攣りかけたり、大変でした。
しかし、久しぶりにトレースなしの新雪をラッセルして楽しい山行となりました。
雪山は雪の状態によってアイゼン、ワカン、スノーシュー、またピッケル、アイゼンなどを使い分けるのが大変で、雪の状態も行ってみないとよく分からない、行きと帰りでは雪の状態が変わるなど、奥が深いです。そこが面白いところでもありますが、年齢もあって最近は大変に感じることが増えてきました。
今年は1月に例会山行のアイゼントレーニングで堂満岳に登りましたので、堂満で始まり堂満で終わった1年でした。
帰りに撮った写真ですが、ノタノホリは半分氷が張っていました。5月から6月頃にこの池でモリアオガエルが産卵します。調べてみるとモリアオガエルは冬眠するらしいので、今はどこかで隠れて冬眠しているのでしょう。比良山系の高層湿原は変わりつつあるところもありますが、ここはほとんど変わらない姿を保っています。
谷筋に入ると雪が増えて滑りやすくなってきたため、アイゼンを履きました。
谷筋から離れると更に積雪が増し、ジグザグの雪道を尾根に向かって登ります。
10センチほどある、つららができていました。
尾根に到着すると更に積雪が増え、膝くらいまでありました。アイゼンでは潜りすぎるため、ここでワカンを付けました。久しぶりのワカンでバンドの付け方を思い出すのに時間がかかりましたが、これで正しいようです。
同行のTさんはスノーシューです。私は積雪量がそんなにないと思って軽いワカンにしたのですが、この積雪だとスノーシューの方が歩きやすいようです。
前日のものと思われるトレースに沿って歩いていたのですが、830m付近で突然トレースが消えました。この方はここで引き返したものと思われます。
私たちはさらに進みます。トップを交代しながら、トレースがまったくない新雪を踏んで歩くのは、とても気持ちが良いです。
しかし、二人だけのラッセル大変です。人数が多いとトップで全力を出しても、交替して後ろに行けばしばらく休めますが、二人だけだと休む時間があまりなく、トップで体力を温存しながら進むので、ペースが上がりません。
蹴落とした小さな雪玉が斜面を転がり落ちて50センチほどの雪達磨になりました。
シャクナゲの群落が現れました。花芽が結構ついていて、来年のシャクナゲは期待できそうです。
急斜面となり、脚を蹴り込んだり、ストックを横にして前の雪を落としたりしながら進みます。足を蹴り込む時は、スノーシューよりもワカンの方が利くかもしれません。この日の雪は湿っていて固まりましたが、サラサラの新雪だと蹴り込んでも崩れるため、本当に進みません。
880m付近の平坦な所に到着した時点で堂満山頂上までは時間的に無理と判断し、撤退することにしました。トレースが消えてからの標高差50m登るのに40分かかりました。
急斜面もあるので、ここからの下りは再びアイゼンに履き替えました。久しぶりのアイゼン、ワカン、スノーシューの歩行のため、また新雪のラッセルでかなり足が疲れたため、下りでは足が攣りかけたり、大変でした。
しかし、久しぶりにトレースなしの新雪をラッセルして楽しい山行となりました。
雪山は雪の状態によってアイゼン、ワカン、スノーシュー、またピッケル、アイゼンなどを使い分けるのが大変で、雪の状態も行ってみないとよく分からない、行きと帰りでは雪の状態が変わるなど、奥が深いです。そこが面白いところでもありますが、年齢もあって最近は大変に感じることが増えてきました。
今年は1月に例会山行のアイゼントレーニングで堂満岳に登りましたので、堂満で始まり堂満で終わった1年でした。
K3号