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大文字山と麓の紅葉を求めて

個人山行ブログ
2024年12月4日(水)
この秋は記録的な高温で、紅葉が1~2週間遅れていると言われています。
そろそろ紅葉の時期かと思って大文字山に登ってきました。途中で立ち寄った麓のお寺も含めて、ほぼ見ごろでした。
地下鉄蹴上駅で降りて南禅寺から疎水沿いに銀閣寺方面に向かいます。
南禅寺の山門です。紅葉のきれいな時期を迎えていましたが、平日の9時頃で混雑していませんでした。
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お寺と紅葉のありきたりの写真ですが、やはり京都の自然と寺社仏閣は切り離せまん。
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観光客の流れに沿って永観堂の前を通りました。京都の紅葉と言えば永観堂と言われるようで、確かにきれいです。中には入らず、門のところで撮らせてもらいました。
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疎水に沿って銀閣寺に向かいます。疎水は桜の頃の方が綺麗と思いますが、紅葉も所々あります。
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法然院の手前の安楽寺で、ここも紅葉の名所ですが、まだ開門前でひっそりとしています。落ち葉が門の前の階段を埋め尽くすのも見ものですが、今はきれいに掃除されています。
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法然院の山門に到着です。南禅寺と対照的な、ひなびた山門です。
ここもまだ早いので空いていましたが、いつもはこの門前で写真を撮るのが大変です。
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法然院はいわゆる観光社寺でなく、以前はあまり参拝者がいなかったのですが、最近はどこから情報が伝わるのか、外国人の方が多いです。
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更に北に進み、銀閣寺の前を通りすぎ、大文字火床への道と分かれて中尾城址の登山道に入ります。大文字山の北にはイヌシデ、アカシデが多く、これは黄色に色づくイヌシデです。ほとんどのシデ類は落葉していました。
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中尾の滝の手前です。雰囲気の良い谷間ですが、これまで赤く紅葉したモミジはあまり見ません。
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中尾の滝から幻の滝に進みます。幻の滝も多くのモミジがあって雰囲気がよいのですが、まだ早いのか、黄色が多かったです。
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奥まった所であまり人は行きませんが、天の原(通称)にもモミジがたくさんあります。
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散っているものも多いようでしたが、大きな木が綺麗に紅葉していました。
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大文字山頂上を経て、楼門の滝に行きました。ここにも大きなモミジの木が多くあるのですが、今まで紅葉の時期に来たことはありませんでした。この日はちょうど見ごろのようでした。
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頭上を覆うように紅葉が広がっています。
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陽射しがあると、写真では見た以上に赤くなるようです。
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京都周辺の山は、以前のように人が森林を利用しなくなったため、数十年前からモミジなどの落葉広葉樹が減っていることが問題になっていました。さらに最近はシカが発芽したモミジなどを食べてしまうため、若い木が育っていません。シカよけネットを施してモミジの植林も行われていますが、数が限られています。
今ある大きなモミジが枯れてしまったあとは、今のような奇麗な紅葉は楽しめないかもしれません。
K3号

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