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アルペンルートを歩く

個人山行ブログ
10月15~17日 4人
立山信仰の歴史を刻む旧登拝道を歩きました。
10月15日(月)晴れ
秋の立山を楽しもうと早朝の滋賀を出発し お昼には立山駅。
ケーブルとバスで色づくアルペンルートを軽快に登ります。
ちょっと歩こうかと 一旦「弘法」で降り 少しのハイク。
地元の方に立山カルデラの生い立ちを詳しく教えてもらい 一緒にパチリ。
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辺りは紅葉が進み ナナカマドの葉が真っ赤に大日岳を彩ります。
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再びバスで今夜の宿「みくりが池温泉」へ。立山三山は白いけど雪ではありません。
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10月14日(火) 晴れ
朝は冷えました テラスのテーブルには霜が。ちょっとイタズラ書きでお遊び。
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今日は室堂から弥陀ヶ原へ「一の谷・獅子ケ鼻岩コース」を下ります。
IMG_E7691.jpg 後方には剣岳が聳えます。

北に大日連山の雄姿を眺めながら 池塘の点在する遊歩道を散策し天狗平へ。
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IMG_E7707.jpg最難所「獅子ケ鼻岩」鎖場

そしてヌルヌル岩の沢場 この流れが一の谷へそして称名滝へ落ちて行きます。
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約4時間で弥陀ヶ原到着。そこからどうしても行きたかった松尾峠を目指します。
映画「剣岳・点の記」測量官・柴崎芳太郎が建てた三角点を見たい!のです。
松尾峠からの薬師岳は霧の中でしたが 三角点は見つけました!2時間の周回です。
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10月17日(水) 小雨後晴れ
濡れた木道は滑ります 滑ります! 弥陀ヶ原から2時間かけて弘法の先にある
バス路から離れる「八郎坂下山口」ここからは急激下る危険な難路となります。
バスもないその昔 先人たちはここを登り弘法小屋で一泊後室堂へ向かったとか。
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下り始めると大日平と弥陀ヶ原の裂け目から滝が落ち始めます。
その裂け目を「称名廊下」と呼び 何人も寄せ付けぬ急峻な流れを作ります。
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IMG_E7793.jpg4段のうち2段目まで見え始めます

標高差600m 片方は常に下まで切れ落ち絶対転ぶことはできません。
2時間半かかってようやく着地 疲れました・・・かなり。
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秘策滑り止め「しゅろ縄」効果は絶大でした。ケガもなく全員無事に下山でき
「称名滝」を楽しんで バスで立山駅に戻りました。
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実のあるハイクでした。今回は八郎坂を下りましたが弘法から美女平
そして「材木坂」で立山駅に着地もできます。是非一度歩いてみてください。
立山信仰の源「立山曼荼羅」それは大自然への畏怖です。
立山は深い信仰の山であることを強く感じた山旅となりました。

                  by・Sayo







 
 

この記事へのコメント

≫ しばちゃん | 2018年10月18日21時03分
今回はのんびりした立山高原歩きと思いきや、一ノ谷・獅子ケ鼻岩や八郎坂は厳しいコース、下り前方に見えるどっしりした鍬崎山、立山大カルデラを観望できる松尾峠(今回は霧で視界ゼロ)と多彩な魅力に圧倒された山旅だった。 
従前は立山付近の高山ばかりに魅力を感じていたが、高原歩きの魅力を再発見した想い。季節・コースを変えて再度トライするぞ!と心意気だけは燃えている。
≫ ♪岳美♪ | 2018年10月18日22時20分
素晴らしい紅葉ですね
真っ赤なナナカマド、みくりが池の青さetc
6年前に、Hさんと2人で歩いた時を思いだしました
高原バスに手を振り、足元の悪い中、難所の獅子ヶ鼻岩の鎖場をへっぴリ腰で下った事や、美女平遊歩道で、立派なブナシメジの株を見つけて「これを売れば○○万円?!かもね」っと話した事など懐かしいです
今回再び歩いたHさんは、また新しい発見と出会いに感動された事でしょう~~~山行話を聞くのが楽しみです

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