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高山花を訪ねての能郷白山

個人山行ブログ
山麓を連ぬる国道を乗り継ぎ、やっとたどり着いた花の山。
 6月16日(土) 晴れ  参加者5名

[登山口への交通手段]
小谷城スマートから山道に入り国道303/国道417/県道270/国道157を通って登山口の温見峠まで150kmの山並みを縫ってトンネル片道13ヶ所?を、ダムにかかる大橋数ヶ所を通過してのドライブ。特に最後の国道157号線は「酷道157号線」とも称されて、道幅狭くガードレール不備の崖道が10kmばかり続く難路。脱輪したら完全アウトの道、それに「洗い越し」と言われる道路を浅い川が跨いで流れている部分も数ヶ所ある。   
今回は若い名運転手のY氏にお願いしたが、氏曰く「こんな道、二度と行きたくない!」とのたまわく。
片道3時間半・往復7時間、運転だけで、さぞ、疲れたことでしょう。長距離の信州行きの方がよほど楽だったとか。
今回は岐阜県側からの道を利用したが、前回は福井県側から大野市経由の道を利用、これも未舗装部分もありすごい難路。いずれをとっても「酷道157号」には変わりなし。
滋賀からは遠くて険しい道、来る度にもう最後と思うのだが、時が過ぎると記憶も薄れるのか再度来てしまう。 多分、能郷白山と言う山はそういう魅力のある山なのでしょう。

[登山コース]
温見峠登山口9:50→→P1492→→三角点→12:25山頂祠13:00→(往路を戻る)→14:50登山口                 行動時間 5時間 

登山口の県境・温見峠(1020m)は完備された舗装路。険しかった「酷道157号」はうそのよう。
峠横からいきなり登山路に取り付く。
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最初は足下にも高山花が見られ清々しいブナ林の中をゆっくりと登る。
しかし、まもなく急登が待ち構え喘ぎながらP1492まで我慢の一途。
P1492でやっと一息つくて、さあ、行くぞ! と再トライ。
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P1492からは前方に山頂付近を眺めながらの緩やかな起伏のある登山道に変わる。
周囲は灌木や背丈より高い笹藪が続き道脇には数種の高山花も顔を出す。部分的には展望も開け気分の良い山歩きだ。
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一等三角点のある山頂、三年前は展望もなく三角点が片隅にひっそり立っていたが、今は立派な道標もあり周囲は樹木も刈られ展望抜群の地に変身していた。
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三角点から山頂祠に移動する地点で南方向の白谷をバックに一枚。 
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山頂祠周辺、平坦な広々とした草地が広がる。ガスがかかると方向を失い迷いやすいだろうと想像できる。
今日は穏やかな好天、展望を楽しんでのんびりと味わう昼食タイムは山での至福の時。
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祠の床下にあった大きなレスキューボックス。開けると飲水・非常食・シュラフカバー・ジャケットetc、いざというときの予備品で満杯。記帳ノートも。 前回はなかったのに、山頂でこんな救急品の備えた山は初めての経験、地元の配慮に感謝したい。
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根尾能郷村から登る尾根道を眺める。奥右の尾根から左の前山(1500m)に登り山頂へと続く長い登山路。
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山頂から西方向を眺める。残念ながら雲がかかり見えないが、左遠方から伊吹山・金糞岳・横山岳が横たわっているはず。
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山頂付近のお花畑。三年前の同時期にはニッコウキスゲが咲いていたのに、今回はコバイケイソウの群落に変わっていた。 今年は時期が早まったのでしょう、高山花も少なかったが、よく見るとあちこちの足元にひっそりと咲いている。 
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のんびりと花畑を歩き下山へと向かう。前遠方には穂高・槍の雪岳山がうっすらと覗いているのだが、、、。 
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P1492へと繋がる下山路。笹薮と灌木で覆われている中の登山道をルンルン気分で下山。
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最後の急下降路は慎重に慎重に下るも、はるか峠に見える車はなかなか近づいてこない。
が、無事下山して全員安堵する。
しかし、まだ早い。帰り、車での難路が待ってるぞ! 頼みはY氏の運転技術のみ。
でも、無事に帰省でき、良かったよかった!!!

最後に今回出逢った主たる高山花を紹介します。
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    ナルコユリ             ギンリョウソウ
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 サラサドウダン    ショウジョウバカマ  ノアザミ
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    サンカヨウ             コバイケイソウ
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   コバイケイソウ              カタクリ
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    オオバキスミレ

By  しばちゃん

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