1978年から続く山歩き・登山のクラブ『湖南岳友会』

１月21日（土）　参加人数：11名


明治31年に開通した「大仏鉄道」は、加茂駅と奈良駅を結ぶ9.9キロの路線で、東大寺の最寄駅「大仏駅」は大仏参拝客でにぎわったそうです。
けれども、わずか９年後の明治40年に、加茂駅から木津駅を経て奈良に至るルートが開通したため廃止されてしまいました。
幻の大仏鉄道の路線の跡をたどって、隧道や橋台などの遺構を訪ねました。



９時半にJR加茂駅を出発
駅の西側にあるレンガ造りの建物は、機関車の前照灯や客室のランプの石油類などが保管されていたランプ小屋。


「貴婦人」と呼ばれた蒸気機関車C57。関西本線を走っていたC57が展示されています。


石造りの観音寺橋台。JR大和路線が並走しています。
下は堅固な石積みの鹿背山橋台。


アーチ部分はレンガ、下部は石積みの梶ヶ谷隧道。


大仏鉄道唯一のトンネル「黒髪山トンネル」は、昭和41年頃、道路拡張のため取り壊されてしまいました。奈良市に向かう途中で見つけて変わった建物は「木津南配水池」。なんだかバベルの塔みたいですね～

大仏駅のあった近くにある「大仏鉄道記念公園」で記念撮影！


せっかくなので大仏さまを見に東大寺へ。数十年ぶりに大仏さまとご対面という人も・・


その後、鹿におせんべいをあげたり、二月堂や若草山を訪ねて奈良を満喫しました。
来週の土曜日には若草山で山焼きが行われるため、若草山には入れませんでした。またの機会に。



●JR加茂駅からJR奈良駅までは約13.1キロ、所要時間約３～４時間

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