2025年11月30日(土)
紅葉を期待して大文字山と周辺のお寺を歩いてきました。
南禅寺からスタートし、安楽院へ、如意古道で山に入り楼門の滝から大文字山へ、幻の滝、大文字火床を経て、法然院に下山、さらに真如堂にも足を延ばしました。
山の中の紅葉は今一つでしたが、お寺の紅葉は見ごろでした。
京都地下鉄蹴上駅から南禅寺へ。山門のありきたりの写真ですが、やはり綺麗です。土曜日ですが9時過ぎで早いためか、人出はまだ少ないでした。
疎水沿いの哲学の道を進み、安楽寺です。まだ開門前で人が入ってない写真が撮れましたが、たくさんの人が写真を撮っていました。階段に積もっている赤い落ち葉がきれいです。
二人の女官が仏門に入ったことに激怒した後鳥羽上皇が、剃髪した安楽上人らを斬首、法然上人、親鸞聖人も流罪にした事件の後、安楽上人らの菩提を弔うために建てた庵が由来らしいです。

少し戻って霊鑑寺横から、三井寺に至る如意越(如意古道)に入ります。
40分ほどで楼門の滝に到着、大きなモミジの木があって期待していましたが、紅葉はもう一つでした。
この付近には、昔の如意寺跡の平坦な台地や石の階段があります。
この付近ではトレランの人にたくさん出会いました。このパーティは20人以上で走っていました。

7年前の台風被害の跡がまだ残っています。これでも随分と整備されたようです。

大文字山頂上に登ってから北面に入り幻の滝へ。ここにも大きなモミジの木が頭上を覆っています。
見た感じはもう一つでしたが、写真を撮ると青空と赤・黄のコントラストがきれいです。
この付近は谷間の中の台地になっていて休憩するにはとても気持ちの良い所です。
大文字火床への途中には、紅葉のアカシデと黄葉のイヌシデがたくさんあります。葉が小さく樹肌に特徴のある木です。

火床に到着しました。ここから見ると山肌には落葉樹が多く紅葉がきれいですが、下から見上げるとシイなどの常緑樹が増えてきており、自然に任せれば将来は一年中青々とした山になるようです。四季の変化がないと京都の山でないという人もいれば、自然に任せればという人もいて難しい問題です。まあ私の生きているうちは、そんなに大きな変化はないでしょうが。

火床のすぐ下にもきれいなカエデの紅葉が見られました。

火床から千人塚に降り、そこから法然院に降りる脇道を下ります。途中に西方面の開けた所があります。以前は木々が茂っていて展望はなかったのですが、大文字山の登山道整備をする団体によって見晴らしが良くなりました。

法然院に降りると急に人が多くなりました。観光寺院ではないので以前は参拝者がほとんどいなかったのですが、最近は情報が広がっているようで外国の方も含めて賑わっています。山門越しの紅葉を撮ろうと多くの方がカメラを構えています。

山門をくぐって振り返ります。

この日はお茶席があって、日ごろ拝見できない庭を見せていただきました。お堂の縁側から、時間があればいつまでもゆっくりしたい気分でした。

せっかくここまで来たので、真如堂(真正極楽寺)まで足を延ばしました。
ここも紅葉の名所で多くの人で賑わっていました。

三重の塔です。

本堂の裏もちょうど陽が当たってきれいでした

真如堂から黒谷さん(金戒光明寺)の境内を通ってスタート地点の蹴上駅に戻りました。
登山目的でしたが、京都の自然は社寺仏閣と切り離せず、やっぱり京都は良い所です。
今回は大文字山の西面を中心に歩きましたが、山科からの南面、三井寺に至る東面、さらに中尾の滝や熊山などのいろんなコースがある北面もあります。銀閣寺からの良く歩かれるルートだけでなく、季節や体力、時間などに応じて色々楽しめる大文字山です。
疎水沿いの哲学の道を進み、安楽寺です。まだ開門前で人が入ってない写真が撮れましたが、たくさんの人が写真を撮っていました。階段に積もっている赤い落ち葉がきれいです。
二人の女官が仏門に入ったことに激怒した後鳥羽上皇が、剃髪した安楽上人らを斬首、法然上人、親鸞聖人も流罪にした事件の後、安楽上人らの菩提を弔うために建てた庵が由来らしいです。

少し戻って霊鑑寺横から、三井寺に至る如意越(如意古道)に入ります。
40分ほどで楼門の滝に到着、大きなモミジの木があって期待していましたが、紅葉はもう一つでした。
この付近には、昔の如意寺跡の平坦な台地や石の階段があります。
この付近ではトレランの人にたくさん出会いました。このパーティは20人以上で走っていました。

7年前の台風被害の跡がまだ残っています。これでも随分と整備されたようです。

大文字山頂上に登ってから北面に入り幻の滝へ。ここにも大きなモミジの木が頭上を覆っています。
見た感じはもう一つでしたが、写真を撮ると青空と赤・黄のコントラストがきれいです。
この付近は谷間の中の台地になっていて休憩するにはとても気持ちの良い所です。
大文字火床への途中には、紅葉のアカシデと黄葉のイヌシデがたくさんあります。葉が小さく樹肌に特徴のある木です。

火床に到着しました。ここから見ると山肌には落葉樹が多く紅葉がきれいですが、下から見上げるとシイなどの常緑樹が増えてきており、自然に任せれば将来は一年中青々とした山になるようです。四季の変化がないと京都の山でないという人もいれば、自然に任せればという人もいて難しい問題です。まあ私の生きているうちは、そんなに大きな変化はないでしょうが。

火床のすぐ下にもきれいなカエデの紅葉が見られました。

火床から千人塚に降り、そこから法然院に降りる脇道を下ります。途中に西方面の開けた所があります。以前は木々が茂っていて展望はなかったのですが、大文字山の登山道整備をする団体によって見晴らしが良くなりました。

法然院に降りると急に人が多くなりました。観光寺院ではないので以前は参拝者がほとんどいなかったのですが、最近は情報が広がっているようで外国の方も含めて賑わっています。山門越しの紅葉を撮ろうと多くの方がカメラを構えています。

山門をくぐって振り返ります。

この日はお茶席があって、日ごろ拝見できない庭を見せていただきました。お堂の縁側から、時間があればいつまでもゆっくりしたい気分でした。

せっかくここまで来たので、真如堂(真正極楽寺)まで足を延ばしました。
ここも紅葉の名所で多くの人で賑わっていました。

三重の塔です。

本堂の裏もちょうど陽が当たってきれいでした

真如堂から黒谷さん(金戒光明寺)の境内を通ってスタート地点の蹴上駅に戻りました。
登山目的でしたが、京都の自然は社寺仏閣と切り離せず、やっぱり京都は良い所です。
今回は大文字山の西面を中心に歩きましたが、山科からの南面、三井寺に至る東面、さらに中尾の滝や熊山などのいろんなコースがある北面もあります。銀閣寺からの良く歩かれるルートだけでなく、季節や体力、時間などに応じて色々楽しめる大文字山です。
K3号

