メンバー紹介と今回の食事を紹介します。
高度も 4,000mを超え、目的地が近付いてきました。
息を飲むような絶景の連続です。
ここで今回参加したメンバーの紹介です。
リーダーは山歴の長いYさん。英語での交渉もサラッとやってのけて、とても頼もし
かったです。最初から何があってもこの実現に力を尽くしてくれました。
仕事もリタイアされたので、ようやくこのトレッキングが実現した男性Nさん。
終始楽しそうな笑顔がとても良いムードを作ってくれました。
岳友会歴もすでに10年以上というマラソン大好き女性、Nさん、今回はさすがの肺活量で
高地も何のその!その早さたるや、とてもついては行けませんでした。
もう一人の強靭な体力の持ち主、日ごろフィットネスと、山登りに明け暮れるMさん。
今回も教えられる事多々ありました。チュクンリまで到達した3人の1人です。
常に先頭を歩き、疲れを見せない恐るべき72歳のSさん。 チュクンリまでもガイドを
追い立てて登って行きました。
久しぶりに参加して下さったSさん。今回はカメラを3台持参しての写真撮影山行。
そのこだわりは深く、星を撮影するために機材のセッティングに寒い中を何度も外へ。
お陰で満点の星と天の川、流れ星まで撮影できました。
そして筆者のK。山経験も浅いのに大胆にもこの旅に加わってしまいました。誕生日を
外国で迎えられ良い思い出になりました。経験不足が後でツケとして回ってきました。
アマダブラムとローツェが少しづつ近付いてきます。
今日も救助のヘリコプターが飛んで行きます。
どこへ行っても子どもたちは可愛いのです。
ここのロッジの御主人はエベレストに5回も登ったという名ガイドさん。
このロッジもそのお金で建てたそうです。ガイドのA氏の友人です。
川沿いをずっと歩いて、4,300mのディンボチェの村が見えてきました。
ここはチベット密教の地。壁画は仏像が描かれています。
山々がが夕焼けに染まり始めました。
今回の食事はこんな感じです。毎回とても丁寧に日本人の好みに合わせて
作ってくれます。
何回か出てきたうどんやそうめん。必ず付いてくる天婦羅は絶品です。
御出汁には、生姜のすりおろしまで添えられていました。
調理器具はこんな風に担いで登ってくれるのです。
村の背後にあるナカルゾンの丘へ登り、5,000mを超える高度で高度順応。
眼下にはチュクン渓谷をはじめ、国境をなす峰々が望めます。世界第5位の
マカルーも高くそびえています。空気が薄くなってきたのを感じます。
その日の夜、Sさんの努力の成果が実って、満点の星空と流れ星の撮影に
成功しました。凄い。こんな写真はスマホでは撮れません。
ディンボチェからチュクン村(4,750m)を目指します。左側前方にはヌプツェ(7,900m)
からローツェ(8,500m)の大岸壁が聳えています。圧倒される高さです。
この高度になるとさすがに寒さが増します。窓からの日射しが嬉しくなります。
チュクン村に付いて昼食を取ってから、今回のハイライトであるチュクンリに
登る事になりました。最終目標は、5,360m。
結構な急登。空気が薄く息が切れます。
目の前にはタウツェ(6,367m)と湖が。その後ろにはチョープロが。
右を見ると形の変わってきたアマダブラム(6,856m)が青い氷河の水を湛えています。
目の前の光景が信じられません。残念ながらこの日ここ5,200mで、私とN氏は
体力の限界で下山を決めました。この光景を見られた事でもうすでに満足です。
この後、S氏、Nさん、Mさんのつわもの3人はチュクンリ目指して登っていきました。
よって、写真があまりないために、ガイドさんより入手した写真を掲載します。
一向に登ってこない残り4人組を、とっくにチュクンリまで到達した御三方は待って
いてくれたのですが、時間切れで下山を始めました。頂上組はアマダブラムの
左にはマカルーやバルンツェも見えたようです。Mさんの詳細な地図がとても
良い記録になりました。彼女は本当にマメに記録を付けていました。凄いなあ!
そろそろ下山します。
隊長は今日は少し体調不良で、早めの下山になりました。
N氏も5,200mを超えたところで気分が悪くなりました。
下りはラクと思って調子よく歩いた私も、ロッジに着いてから急激に高度を
下げた事による高山病の症状が出てきました。
マイペースで歩き続けたSさんは、あまり山には登っていないのにとても強いのです。
私は結局この日何も喉を通らず、早々と眠りに着きました。
続きはその3に記します。
by みっこちゃん