白馬大池から白馬岳|個人山行ブログ|山行ブログ|湖南岳友会のホームページ

白馬大池から白馬岳

個人山行ブログ
2022年8月22日~23日
白馬大池から白馬岳を縦走し、大雪渓を下りました。
Tさんと二人パーティです。
当初は白馬三山も縦走する予定でしたが、天候が悪いので予定を変更しました。
相変わらず、すっきりしない天気でしたが、時々展望もあって、今年の最後の夏山も、まずまずでした。
 
前日は京都駅から栂池高原行きの夜行バスに乗りました。最近の夜行バスは快適になり、ゆっくりと寝られました。
8月22日(月)
7時半頃に栂池高原でバスを降りました。一時的でしたが青空も見え、稜線は明日たどる小蓮華岳あたりと思います。
IMG_1803.JPG
 
始発8時頃のゴンドラとロープウエーに乗って栂池平に到着。
予報では曇りか霧で時々晴れという、ややこしい予報でしたが、やはり霧がかかっています。
ここにある栂池自然園に入りました。全部回ると4時間かかるということですので、入り口近くを1時間ほど散策しました。
まだ多くの高山植物が残っていて、天候の良いときに、ゆっくりとしたい所です。
IMG_1807.JPG
 
 栂池ビジターセンターの横から登山道に入ります。
IMG_1805.JPG
 
1時間ほど歩くと高層湿原の天狗原です。
IMG_1821.JPG
 
初日は4時間ほどで楽勝と思っていましたが、このようなごつごつした岩の道が続きます。バランスが要求され、荷物が重かったこともあって思いのほか疲れました。
IMG_1823.JPG
 
乗鞍岳の手前で雷鳥に出会いました。羽の色から雄だと思います。
IMG_1830.JPG
 
乗鞍岳の頂上には大きなケルンがありました。
IMG_1833.JPG

ナナカマドが赤い実をつけています。
IMG_1835.JPG
 
紅葉しているものもありました。
S__57507864.jpg
 
白馬大池の近くになると、少し霧が薄くなり湖面が見えてきました。
IMG_1839.JPG
 
今日は白馬大池のほとりでテントを張ります。右の湖面の方向は水が溜まりやすいので、皆さん反対側に揃って張っています。
IMG_1864.JPG
 
テントの前にはお花畑が広がっています。
右はTさんが最近買ったテント、左は私が25年ほど前に買ったテントです。
形は似たようなものですが、新しいものはフライが透けていて、古い私のものははフライが透けていないとTさんに指摘されました。生地が薄くなっている分、軽く、コンパクトになっているのでしょう。
軽量化のためには私も新しいテントを買うべきですが、あと何年テント山行ができるかを考えると、簡単には踏み出せません。
IMG_1865.JPG
 
夕方になると晴れ間も出てきました。白馬大池もきれいに見えてきました。
IMG_1851.JPG

明日たどることになる小蓮華岳(右奥)への稜線も、きれいに見えてきました。
IMG_1878.JPG
 
8月23日(火)
夜中に起きたときには、少し星も出ていたのですが、日の出の頃、やはり厚い雲に覆われています。少しだけ朝焼けです。
IMG_1893.JPG
 
厚い霧でなく、これから向かう稜線が見えます。
IMG_1894.JPG
 
少し登ると白馬大池が見下ろせるところがあります。
IMG_1896.JPG
 
時々霧も薄くなり、
IMG_1905.JPG
 
振りかえると稜線が見えることもありました。
IMG_1912.JPG
 
白馬岳頂上の近くで、また雷鳥に出会いました。羽が茶色っぽいので、雌だと思います。ちらっとですが、雛も見ました。ひよこの大きさから、だいぶ大きくなっていました。
IMG_1913.JPG
 
白馬岳頂上に到着。数人しかいませんでしたが、多いときにはこの標識の前には、きっと記念撮影の行列ができるのでしょう。
足元の石柱は、後立山では唯一の一等三角点です。
左奥の丸い石柱は花崗岩製の風景指示盤で、50貫(約187kg)の巨石2個からなっており、富士山の強力が担ぎ上げたということです。新田次郎の小説「強力伝」のモデルらしいです。
15年前の5月連休に白馬主稜を登ったときは、最後のフィックスロープはこの指示盤に結びました。指示盤にたどり着いたときは感動しました。
IMG_1914.JPG
 
頂上からは雨が本格的に降り出しました。当初計画は白馬三山を縦走するつもりでしたが、あきらめて白馬の大雪渓を下って下山することにしました。
雪渓への下りもお花畑が続きます。この下りも滑りやすくて、重い荷物がこたえました。
IMG_1917.JPG
 
上の方はガスで分かりにくいですが、杓子岳です。2005年と2006年の夏に杓子岳の岩壁で崩落があり、大雪渓で死者が出ました。左下に大雪渓がありますが、いかにも崩落しそうな斜面です。
IMG_1923.JPG
 
隣りの谷にある雪渓は下の方が融けていて、大きな隙間(シュルンド)ができています。上からでは分かりにくいので、こんな所に落ちたら大変です。
IMG_1924.JPG
 
大雪渓に差し掛かります。正面はシュルンドで直接行けないので、左側を少し進んで雪渓に降り立ちます。
IMG_1929.JPG
 
Tさんは大雪渓は初めてということ。私は夏のシーズンは53年ぶりで、3000m級の山の最初が大雪渓の昇り降りでした。
大きな岩が転がっていて、この中には雪が融けて転がり落ちるものもあると思います。両側の岩壁の崩落も怖いですが、雪上の岩が動き出すのも怖いです。
IMG_1935.JPG

 1時間ほど雪渓を下ります。もっと腐っているかと思っていましたが、結構しっかりとアイゼン(6本爪)が利きました。この時の状態なら、チェーンアイゼンでも大丈夫のようです。
赤い色素(ベンガラ)でルートが表示されていたり、雪上の石に赤いテープが巻かれていたりして、気を付けていれば、安全なところは大体わかりますが、雪渓の端の方は薄くなっているので注意して歩きます。
IMG_1939.JPG
 
だいぶ下ってくると白馬の主稜の末端が見えます。
IMG_1940.JPG
 
大雪渓の終了ポイントで、ここにもシュルンドができています。雪渓のある所は雪の融け具合でルートが変わるので、途中、迷っている人もいました。早朝に降りる人が多いせいか、大雪渓上で出会ったのは二人だけでした。
IMG_1942.JPG
 
雪渓を離れて歩きやすい道を行きます。
IMG_1950.JPG
 
白馬尻に到着。タクシー会社では、「ばじり」と言っておられました。シーズンの最初はこの辺まで雪渓があります。
IMG_1953.JPG
 
この週から平日はバスが運行されていないので、タクシーを呼んでJR白馬駅に、松本、名古屋経由で滋賀に帰りました。
今年の夏は梅雨明けが早くて好天を期待したのですが、7月中旬以降は不安定な天気が続き、好天の夏山を楽しむことができませんでした。以前は「梅雨明け10日間」と7月下旬は安定した夏空が多かったですが、最近はそうでないことも多いです。来年以降も、今年のような夏となるのでしょうか。

Tさんがたくさんの花の写真を撮ってくれました。
S__57507847.jpg S__57507849.jpg
S__57507850.jpg S__57507851.jpg
S__57507852.jpg S__57507853.jpg
S__57507854.jpg S__57507855.jpg
S__57507857.jpg S__57507858.jpg
S__57507859.jpg S__57507860.jpg
S__57507861.jpg S__57507862.jpg
S__57507865.jpg S__57507867.jpg
S__57507867.jpg S__57507868.jpg
S__57507869.jpg S__57507870.jpg
S__57507872.jpg S__57507874.jpg
S__57507875.jpg
K3号
 
  

 

この記事へのコメント

コメントがありません

コメントする