大峯山系  稲村ヶ岳 (1,726m)|例会山行ブログ|山行ブログ|湖南岳友会のホームページ

大峯山系  稲村ヶ岳 (1,726m)

例会山行ブログ
実施日 10月11日~12日(天候の都合で一日延期で実施)
参加者 (16名)
 
天候不良に悩まされ、日程を一日ずらして、奈良県天川村にある稲村ケ岳に登りました。長い間女人禁制の山でしたが、戦後女性の地位向上と共に解禁された山です。7時に滋賀を出発して清浄大橋からの登山開始は11時。奈良はなかなか遠い地なのです。

清浄大橋からのスタート 左には女人結界門が。

のっけからの急登 先が思いやられます。今回は苔むした岩がごろごろしたレンゲ坂谷を、レンゲ辻まで登り山上辻の小屋まで約3時間半の道のり。稲村ケ岳は歩きやすい山と言われていますが、意外と滑落や遭難が多い山と聞きます。

きつい登りの後の昼食は一息つけます。皆と談笑しながら、森の空気と清流に癒されました。

レンゲ辻前の急登をこなします。「きつ~い!」そろそろ限界を感じるそんな頃、ふと見上げると樹木の紅葉が始まっていることに気が付きました。女性陣からは「わぁ、綺麗~!」の声が上がり、俄然また頑張って登れます。



紅葉の始まりは思ったよりも早く「女人結界の門」の辺りは真っ赤に染まったもみじと色とりどりの葉が美しいコントラストを見せてくれました。
女人結界 ・ ・ ・この風習はいつまであるのでしょうか?
レンゲ辻を過ぎると道は急にゆるやかになり、ささやぶの中を進みます。

そして稲村ケ岳山荘に到着!ここで小屋泊組9名とテント泊組7名に分かれます。私は今回は久しぶりのテント泊をします。大きいザックがやっぱり応えました。テン場はあまり広くはないけれど何とか場所を確保。さっそく夕食の準備にかかります。

4時ごろから夕食。今日のメニューはお料理大好きGさんの「豚肉・鶏団子の野菜たっぷり鶏がらスープ仕立て」美味しそうでしょ!Kさん持参のコンロで炙るさつま揚げもビールのおつまみに最高でした。霧が流れ幻想的な光景です。小屋泊の人達は5時からの夕食のため、交代で私達の食事を偵察に来ました。小屋の食事も鍋物。地元産の野菜と新米のご飯がとても美味しかったそうです。6時半頃には全員就寝。face04

翌朝は4時45分出発で稲村ケ岳に登り大普賢岳の御来光を拝みました。みんな息を飲んでこの時を待っていました。


帰りに大日岳にも登りました。なかなかスリリングな道ですface07
2時間の往復で小屋に戻り朝食を済ませテントも撤収!

テント泊の朝食はうまいのだ!!OK

山荘を9時前に出発。

帰りは法力峠を経由。休日のためか多くの登山者が登ってきます。子供連れも多く、こちらからは簡単に登れるようです。
落ち葉の重なるトラバースを慎重に下りながら母公堂を目指します。

2時間弱で母公堂に到着。下山はザックの重さも全く感じないほど楽な道でした。
その後、「芋の子洗い」のような満員の洞川温泉で汗を流し道の駅で昼食。連休で大混雑の道をひた走り滋賀に帰りました。久々に充実した登山になりました。 

毎回思うことですが、こうして地の利の悪い山に登りに来られるのも、いつも車を出してくれて、長時間の運転をかってでてくださるドライバーの方々のお陰です。心から感謝です。こういった事がいつもみんな楽しく山登りが続けられるんですよね!皆さん、本当にお世話になりました!

                     by みっこちゃん

 

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