1978年から続く山歩き・登山のクラブ『湖南岳友会』

数日前までは悪天候で中止と思っていましたが、当日はなんとか行けそうな天気で、湖西線の車中からは湖面にさす陽が見られました。
 
 
ＪＲ近江高島駅からバスで終点の畑バス停で下車。乗客は私たち３人と登山者１人のみ。運賃は２２０円で、自治体の負担もあるのでしょうか、有難いことです。
バス停から１０分ほどは集落の中を歩きます。この辺は「日本の棚田百選」に選ばれており、雪の棚田もきれいです。民家も立派です。
 
 
少し霧が残っている道を峠に向けて歩きます。
 
 
１時間少しで横谷峠に到着。
テントを張るのに気持ちの良さそうな所です。この頃になると陽がさしてきました。
 
 
広い雪の尾根を進みます。あまり人の入らないコースなので、新雪で深雪のラッセルを覚悟していましたが、前日のものと思われるトレースがあり、雪もそんなに深くなかったので、快適に歩けました。
 
 
思っていたより雪は少なく、雪のないところもありました。帰りにこうした所でスノーシューの爪を木の根に引っ掛けて転んでしまいました。
 
 
動物の足跡がありました。これはタヌキかキツネのようです。彼らもその方が楽なのか、人のトレースの上を歩いているところも多かったです。
 
 
あまりアップダウンのないコースを歩きます。
 
 
急斜面を登ると頂上まですぐで、再び広い尾根を進みます。
 
 
それまで誰にも出会わなかったのに、頂上に着くとたくさんの登山者に出会いました。
 
 
頂上で。
曇っていて最近話題の蛇の形も見ることはできませんでした。
 
 
武奈ヶ岳も上の方は雲の中です。
 
 
頂上直下の下り、好きな所を歩きます。
 
 
少し降りたところでお昼休み。この時期としては非常に暖かく、風もないのでゆっくりとできました。
翌日からは強烈な寒波が１週間近く続くようです。
 
 
帰りも同じコースで畑のバス停へ。近江高島駅へのバスは時間によっては２時間ほど空きますが、ちょうど良い時間に降りることができました。
琵琶湖側からのコースは、公共交通機関で行けるのがよいです。ただ、入る人が少ないので、降雪直後は頂上までたどり着けないこともあります。
また横谷峠からの尾根は、どちらに行ってもイワカガミらしい群落が多くて、春になればまた歩きたいと思います。