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比良山系 権現山~蓬莱山 

個人山行ブログ
2024年4月18日
稜線から見る琵琶湖の展望を期待して、比良山系の権現山から蓬莱山・打見山を縦走しました。
天候は良かったのですが、黄砂の影響で琵琶湖の展望は今一つでした。しかし、予想外にいろんな春の花に出会うことができました。
堅田駅から、のりあいタクシー「光くん号」に乗車、平で下車して権現山へ。
権現山から先はアセビが見ごろでした。随分昔はこの稜線にはツツジなども咲いていたように思いますが、今はアセビの群落が多くなっています。シカが毒のあるアセビ以外の植物を食べてこのようになったものと思います。アセビの花は美しいですが、将来、アセビが大きくなって多様性がなく、展望のない稜線になるかもしれません。
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これはオオカメノキらしいです。葉の形がカメの甲羅に似ているから、この名前になりました。
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小女郎ヶ池ではミズバショウが一輪だけ咲いていました。比良で見たのは初めてですが、ネットで調べると汁谷や八雲が原でも結構咲いているらしいです。
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蓬莱山の頂上からの下り、スキー場の斜面にはゴールデンウイークに向けて、スイセンが植えられていました。観光客のためは分かるのですが、山の花としてはどうかなと思いました。
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打見山からキタダカ道を下山しました。打見山直下の斜面で気になる若葉がたくさん生えていてので、帰ってネットで調べると、外来種のジギタリスのようです。以前に同じところで花が咲いているのを見たことがあります。
花はきれいですが、毒があってシカも食べないので、山に繁殖して生態系に影響を与えて問題になっているところもあります。付近の斜面一面がジギタリスに覆われないか心配です。
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クロトノハゲの手前にイワウチワに似た花が咲いていました。葉の基部がくびれてなく円形に近い形なので、イワウチワと同じような花を付けるトクワカソウと思います。
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すぐ近くにシャクナゲがあり蕾を付けていましたが、蕾を付けていたのは僅かで、ほとんど花芽がありません。今年はシャクナゲはあまり期待できないかもしれません。
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クロトノハゲを過ぎたところではシャクナゲが咲いていましたが、咲いているのは僅かで、やはりほとんど花芽を付けていないようです。
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クロトノハゲからのキタダカ道にはこのような若葉の群落がたくさんありました。ネットで調べるとイワカガミのようです。花はまだでしたが、時期が合えば次々と現れれる群落が楽しめそうです。ネット情報ではキタダカ道ではカタクリも見られるということです。
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キタダカ道は、いつも下山路として急いで降りる道ですが、花の時期は結構楽しめそうです。
この日は他にもタムシバ、ショウジョウバカマ、シキミの花も見られました。
K3号

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