1978年から続く山歩き・登山のクラブ『湖南岳友会』

2018年　8月11日～13日　　

天気概況から決行判断が直前になりました。
8/11未明（3時）から出ました。
折立までの道中は雨がぱらつきます。
天気図解析しながら雨やったらどうする？
高天ヶ原温泉もありかなと話す中CLは行くでと。
それが高じて午前は晴れ予報もあり。

8/11（土）9：30発　小雨
折立～太郎平

今日のテン場の太郎小屋までいざ出発！


下山者からテン場はもう一杯の情報を聞いて
SLのＨ氏と新人Ｙ氏が先行しテン場を確保してくれました。
左奥が我テント
高台で見晴らしが抜群です。


夕日の撮影もベストな立地。


雲海も見えます。


8/12（日）4：30発　曇り時々晴れ
太郎平～薬師沢小屋～奥ノ廊下～赤木沢～北ノ俣岳～太郎平

午前は晴れ予報もあり心が弾ませながら出発です。
 

薬師沢小屋前のテラスで沢装備を装着します。


梯子を下りて河原に出てきました。
これから入渓します。


しばらくはゴーロの河原歩きです。
私どもは寒くならないように水に浸かるのは膝下までと自重。


念願の黒部川遡行スタート。水は冷たい。
幾度か渡渉して進みます。


源流プチナイアガラ


10ｍナメ滝　
赤木沢に来ました～。



最初の滝、右岸は階段状になっており簡単に登れました。


明るく開けたナメ滝が現れ
水温にも慣れ心地良くなってきました。


ナメ滝をどんどん進みます。
美渓の赤木沢にテンション上がります。


美しい淵やトロ、ナメ滝が続きます。
言葉で表現できないくらい最高です。


どの滝も水流に果敢に取り付き、チャレンジ要素満載SLのH氏。


核心部の大滝です。　ヤッタ―！　


終了点の大滝30m　見事！　


高巻のリッジ
新人のＹ氏（クライマー歴は凄くても我会では新人）
右から巻けるか下見に登ります。
岩と樹木のホールドはありOKのホイッスルが鳴りました。
しかし傾斜がきつく岩慣れしてない人はロープを出した方が安全です。
 

大滝上の落ち口から


水源地で沢装備を脱着し昼食をとりました。
ここから水流が消えます。


ハイマツ帯を詰め源頭の草原帯に出てきました。


牧歌的な大草原です。
ようやく登山道に近づいてきました。


ここは花畑
糸巻きチングルマ見事に群生していました。


小雨が降り始めたのでカッパを着て北ノ俣岳へ向かいます。
途中ライチョウの親子連れと出会いました。


北ノ俣岳　　　　　　　　　　　　　　　奥に黒部五郎　手前に赤木沢
　　　

トウヤクリンドウが咲いてました。
ＣＬ・ＳＬさん　無事に遡行が終了しホッとしたかな。
お疲れ様〜




太郎平のテン場へ戻ります。16：30着　12h行程でした。
テン場で販売しているビールを購入。今日は最高に美味しい。
それぞれの夕飯メニューのお披露目で賑あいながら明日はどうしたものかと。


8/13（日）6：20出発　小雨
太郎平～折立～帰宅

夜中は雨が降り
予定の薬師岳は天候不順により下山することになりました。
また、縦走路の計画をしましょう。



陽だまりの湯で汗を流し、CL,SL推奨の富山駅前の海鮮食堂へ向かいました。
海鮮丼、寿司、本日の魚定食とメニューが豊富なうえボリュームがあり新鮮です。
大満足して帰宅しました。

この赤木沢は
7月下旬に比良の白滝谷で事前トレーニングも行い準備を進めてきました。
また毎年、不安定な天候のため例会3度目のリベンジとなりました。
今回もＣＬさんは直前まで悩まれたでことでしょう。
皆が楽しみにしていた山行だけに実施していただき感謝したいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 by  kumi