2024年6月4日~6日
四国石鎚山系の瓶ヶ森から笹ヶ峰まで、テント泊2泊3日で縦走しました。
アケボノツツジなどの花は時期を過ぎていましたが、好天に恵まれ、気持ちの良いササの縦走路を楽しみました。
石鎚山系はもちろん最高峰の石鎚山が有名ですが、今回のルートは同じ四国の剣山とともに、抜群の展望を誇る楽しい縦走コースと思います。
6月4日
早朝滋賀を出発、JRで伊予西条駅へ、そこからバスで西之川登山口に向かいます。
バスは石鎚山ロープウエー乗り場を通りますが、登山客のほかに巡礼の方も多く、前の笠の方も外国人でした。
11時半頃に西之川の登山口を出発、最初は急な樹林帯を登ります。次第に傾斜は緩くなり、4時間半ほどで瓶ヶ森避難小屋のあるテント場に到着しました。
一面のササ原です。
所々ササのないところがあり、ここにテントを張ります。2年前と全く同じ場所で、今回はツエルトをテント代わりにしました。
食事をしているとアナグマが挨拶に来ました。あまり恐れる様子はありませんでしたが、カメラを向けると逃げていきました。こんな所で見るアナグマはかわいいですが、畑を荒らしたりする厄介者です。
この日はテントが私のほかは一人、避難小屋には数人泊まっていました。水場、トイレもあり、テント場としては快適です。
6月5日
天気予報のとおり、朝から快晴です。石鎚山に朝陽がさします。この辺は円錐形のゆったりとした山が多いですが、石鎚山は険しい山容をしています。
瓶ヶ森頂上に着くとこれから辿る縦走路が現れます。石鎚山の近くには瓶ヶ森のほか、二ノ森、堂ヶ森など「森」の付く山が多いですが、この辺では山のことを森というようです。
最初は樹林も多く、シラカバの新緑が綺麗です。
足元はササが覆っています。この辺はあまり手入れがされてなく、膝の上まであるササをかき分けて進みます。朝露で濡れるため最初は雨具を付けましたが、途中でもう良いだろうと外したとたん、ズボンがびしょ濡れになりました。幸い、好天のためにすぐに乾きました。
しばらく進むと車道が見えてきました。今回の縦走路の南側は立派な舗装道路が走っています。UFOラインと言われており、もともとは「雄峰ライン」でしたが、ここでの写真にUFOが写っていたことからそう呼ばれるようになったらしいです。
縦走路では音が聞こえるくらいで車道は気になりませんが、一か所だけ車道を歩くところがありました。車で来てそこから縦走路を往復する人が多いようです。
車道から入れる所からは、ササが刈られて歩きやすくなっていました。登山者も時々会うようになってきました。
伊予冨士の手前、きれいで歩きやすいササの縦走路です。
振りかえると出発した瓶ヶ森が右に、その左奥に石鎚山が見えます。
伊予冨士を越え、振りかえります。
きれいな縦走路が続きます。大体1400mから1800mの高さを歩きます。
真ん中に見えるのが今日のゴールの笹ヶ峰で、その左が寒風山です。ここから見ると笹ヶ峰までそんなにかからないと思ったのですが、大きな間違いでした。大きなアップダウンがあり、結局ここから4時間かかることになります。
立派なブナの新緑です。
寒風山に到着、ゴールの笹ヶ峰は左側で間近ですが、その前に大きな下りがあり、時間がかかることになります。
やっと最後の登りとなりました。気持ちの良い縦走路ですが、かなり疲れてきました。
もう少しです。
笹ヶ峰の頂上近くにはまだツツジ(多分ミツバツツジの一種)が残っていました。この辺でツツジと言えばアケボノツツジが有名で山腹を染めますが、5月の上旬が見ごろのようです。淡いピンクの上品なツツジで、アカヤシオの近縁種らしいです。
ようやくゴールの笹ヶ峰に到着、広い頂上です。
天候も良く陽も長い時期で大丈夫でしたが、出発から11時間半ほどで、途中にテント場がないとはいえ、少し頑張りすぎでした。
ここから40分ほど下った所に丸山荘がありますが、現在は老朽化で危険なため緊急の避難小屋以外は宿泊できません。
10年前に来たときと全く同じところにテントを張りましたが、今回はツエルトです。隣にテーブルなども作られており、水場もあって快適なテント場です。テントは私一人で、避難小屋に一人おられました。
6月6日
今日は降りるだけ、途中の新緑が綺麗でした。
登山口の駐車場で、マイカーはここまで入れます。ここからさらに林道を集落のある道路まで2時間以上歩きます。
ゴール近くの橋から見下ろした渓谷です。途中にも観光地なら名前の付くような立派な滝がいくつもありました。
笹ヶ峰の登山口に到着です。10年前はここに伊予西条駅行のバス停がありましたが、数年前に廃止になって、今回はタクシーを呼びました。4000円ほどですが、仕方ないです。
このコースの縦走は2回目で、アケボノツツジが咲いているときにまた来たいと思いました。ただ、瓶ヶ森から笹ヶ峰を1日はしんどいです。稜線にテント場、水場はないので、途中でいったんUFOラインの車道に降りて、翌日登り返すのがよいかもしれません。
早朝滋賀を出発、JRで伊予西条駅へ、そこからバスで西之川登山口に向かいます。
バスは石鎚山ロープウエー乗り場を通りますが、登山客のほかに巡礼の方も多く、前の笠の方も外国人でした。
11時半頃に西之川の登山口を出発、最初は急な樹林帯を登ります。次第に傾斜は緩くなり、4時間半ほどで瓶ヶ森避難小屋のあるテント場に到着しました。
一面のササ原です。
所々ササのないところがあり、ここにテントを張ります。2年前と全く同じ場所で、今回はツエルトをテント代わりにしました。
食事をしているとアナグマが挨拶に来ました。あまり恐れる様子はありませんでしたが、カメラを向けると逃げていきました。こんな所で見るアナグマはかわいいですが、畑を荒らしたりする厄介者です。
この日はテントが私のほかは一人、避難小屋には数人泊まっていました。水場、トイレもあり、テント場としては快適です。
6月5日
天気予報のとおり、朝から快晴です。石鎚山に朝陽がさします。この辺は円錐形のゆったりとした山が多いですが、石鎚山は険しい山容をしています。
瓶ヶ森頂上に着くとこれから辿る縦走路が現れます。石鎚山の近くには瓶ヶ森のほか、二ノ森、堂ヶ森など「森」の付く山が多いですが、この辺では山のことを森というようです。
最初は樹林も多く、シラカバの新緑が綺麗です。
足元はササが覆っています。この辺はあまり手入れがされてなく、膝の上まであるササをかき分けて進みます。朝露で濡れるため最初は雨具を付けましたが、途中でもう良いだろうと外したとたん、ズボンがびしょ濡れになりました。幸い、好天のためにすぐに乾きました。
しばらく進むと車道が見えてきました。今回の縦走路の南側は立派な舗装道路が走っています。UFOラインと言われており、もともとは「雄峰ライン」でしたが、ここでの写真にUFOが写っていたことからそう呼ばれるようになったらしいです。
縦走路では音が聞こえるくらいで車道は気になりませんが、一か所だけ車道を歩くところがありました。車で来てそこから縦走路を往復する人が多いようです。
車道から入れる所からは、ササが刈られて歩きやすくなっていました。登山者も時々会うようになってきました。
伊予冨士の手前、きれいで歩きやすいササの縦走路です。
振りかえると出発した瓶ヶ森が右に、その左奥に石鎚山が見えます。
伊予冨士を越え、振りかえります。
きれいな縦走路が続きます。大体1400mから1800mの高さを歩きます。
真ん中に見えるのが今日のゴールの笹ヶ峰で、その左が寒風山です。ここから見ると笹ヶ峰までそんなにかからないと思ったのですが、大きな間違いでした。大きなアップダウンがあり、結局ここから4時間かかることになります。
立派なブナの新緑です。
寒風山に到着、ゴールの笹ヶ峰は左側で間近ですが、その前に大きな下りがあり、時間がかかることになります。
やっと最後の登りとなりました。気持ちの良い縦走路ですが、かなり疲れてきました。
もう少しです。
笹ヶ峰の頂上近くにはまだツツジ(多分ミツバツツジの一種)が残っていました。この辺でツツジと言えばアケボノツツジが有名で山腹を染めますが、5月の上旬が見ごろのようです。淡いピンクの上品なツツジで、アカヤシオの近縁種らしいです。
ようやくゴールの笹ヶ峰に到着、広い頂上です。
天候も良く陽も長い時期で大丈夫でしたが、出発から11時間半ほどで、途中にテント場がないとはいえ、少し頑張りすぎでした。
ここから40分ほど下った所に丸山荘がありますが、現在は老朽化で危険なため緊急の避難小屋以外は宿泊できません。
10年前に来たときと全く同じところにテントを張りましたが、今回はツエルトです。隣にテーブルなども作られており、水場もあって快適なテント場です。テントは私一人で、避難小屋に一人おられました。
6月6日
今日は降りるだけ、途中の新緑が綺麗でした。
登山口の駐車場で、マイカーはここまで入れます。ここからさらに林道を集落のある道路まで2時間以上歩きます。
ゴール近くの橋から見下ろした渓谷です。途中にも観光地なら名前の付くような立派な滝がいくつもありました。
笹ヶ峰の登山口に到着です。10年前はここに伊予西条駅行のバス停がありましたが、数年前に廃止になって、今回はタクシーを呼びました。4000円ほどですが、仕方ないです。
このコースの縦走は2回目で、アケボノツツジが咲いているときにまた来たいと思いました。ただ、瓶ヶ森から笹ヶ峰を1日はしんどいです。稜線にテント場、水場はないので、途中でいったんUFOラインの車道に降りて、翌日登り返すのがよいかもしれません。
K3号