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ポンポン山の福寿草(フクジュソウ)

個人山行ブログ
2024年2月18日(日)
二週間前の日曜日に鈴鹿霊仙山にフクジュソウを見に行ったのですが、まだ咲いていませんでした。
そこでいつもこの時期咲いているポンポン山へ、フクジュソウを見に行きました。
 
善峯寺近くの西山古道の入り口から入ります。
いきなり「熊出没注意」の標識が。
北摂地域はクマの目撃情報が多いようです。最近は比叡山でも目撃情報の標識がたくさんあります。
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釈迦岳からポンポン山の頂上を経て、大原の森林公園の西尾根に入ります。
西尾根の真ん中あたりにフクジュソウ自生地の入口があります。
今年は2月3日から3月17日までです。
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谷間に向かって少し降ります。
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この辺一帯は大原野森林公園となっています。ここは30年以上前にゴルフ場建設の計画があり、これに対して京都市は不許可としました。いろいろあって京都市はこの土地を買い取り、森林公園としたものです。
尾根筋は登山道として整備されていますが、貴重な自然が多く残る谷筋は保護区域となっており、フクジュソウ自生地も入り口で名前を書いてから入ります。
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自生地はフェンスで囲まれていて、歩くところは指定されています。
多くの人が楽しんでいました。
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フクジュソウの花はカタクリ同様、陽を浴びると開くようです。曇り空で、開きかけのものが多く、右側のように蕾のようなものも可愛らしいです。
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きれいに開いているのもありました。
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 フェンスの入口で係りの方に聞いた話では、フェンスは主にイノシシよけのようです。フェンスがないとイノシシがミミズなどを食べるために掘り返して、フクジュソウが駄目になるそうです。

再び西尾根に登り返し、森の案内所へ下ります。この辺のアカマツ林はきれいですが、マツ枯れの被害も多いようで、伐採されているマツもありました。
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また、若いマツは右側のように新芽をシカにかじられています。左側は大丈夫です。
これでマツが枯れることはないですが、中心の新芽がかじられることが多いため、脇に枝が伸びて盆栽状態になります。谷筋の貴重な植物もシカの被害で困っているようです。
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 森のセンターから今度は東尾根に登り返します。
送電線の下のP619付近で、他と違った木が群生していました。
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樹皮からはウリハダカエデだろうと思います。
この木はアセビと同様、シカが好まないようで、今後分布を広げるかもしれません。
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東尾根の途中から東の東海自然歩道に降り、善峯寺に戻りました
ポンポン山は、私が以前所属していた高槻の山岳会のホームグラウンドで、この山の愛好家は多いです。私も最近あらためてこの山の良さを再認識しています。
もう一月ほどすれば、カタクリやコバノミツバツツジの季節です。
K3号

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