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南アルプス 三峰岳・間ノ岳・北岳

個人山行ブログ
2023年8月21日~23日
南アルプスを北沢峠から、両俣、三峰岳(みぶだけ)、間ノ岳、北岳、広河原と二泊三日のテント泊で縦走しました。前半は南アルプスらしい樹林帯が多く、後半は3,000mの稜線歩きを楽しみました。北岳周辺は霧のために見晴らしがありませんでしたが、三峰岳の周辺では展望を楽しむことができました。
メンバーはTさんと二人です。
 
8月21日(月)
滋賀を早朝に電車で出発、茅野駅から最近運行の始まったジオライナーのバスで仙流荘へ、そこでバスを乗換え北沢峠に13時頃に到着しました。以前は前夜発で何回も乗り換えましたが、茅野駅から仙流荘のジオライナーが運行されるようになって、便利になりました。
両俣小屋までは林道を歩きます。4年前の台風で荒れて倒木があったり、
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崩落の跡がそのままになっています。これでもだいぶ歩けるようになったのだと思いますが、新しい落石があちこちに転がっていました。車は通れる状態ではありませんが、カーブミラーはやけに綺麗でした。1か所渡渉がありましたが、積んである岩を頼りに渡れました。
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両俣小屋の近くになると河原歩きになります。大雨の後は大丈夫でしょうか、
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両俣小屋には17時頃に到着、テント泊は私たちのほかは、一人だけでした。
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小屋の前にはテーブルもあり、夕食は快適でした。
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8月22日(火)
両俣を暗いうちに出発、野呂川越に到着しました。野呂川越は仙丈岳と塩見岳を結ぶ仙塩尾根にあります。今回は三峰岳・塩見方向、左の方に向かいます。
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仙塩尾根は、ばかばかしいほど長い登り下りが続くことから馬鹿尾根ともいわれています。南アルプスらしい、落ち着いた道を進みます。最初の頃はまだ少しガスがかかっていました。
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樹林帯の中に所々見晴らしがあり、仙丈岳が見えました。頂上から、きれいなラインの稜線が伸びて、先ほど通過した野呂川越につながります。
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仙丈岳の右側には甲斐駒ヶ岳が見えます。
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木々の間から陽がさしてきました。シラビソが多いと思います。以前はもっと倒木などがあって歩きにくかったように思いますが、手入れをしていただいているのか、予想以上に歩きやすかったです。
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シラカバやナナカマドが現れ、次第にハイマツが増えてきて、2700m付近でやっと森林限界を越えました。北アルプスだと森林限界が2500mくらいと言われていますが、南アルプスではなかなか展望が開けません。
やっと中央アルプスがすっきりと見えました。さらに右の方には乗鞍から、槍穂が見えていました。
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塩見岳も現れました。兜の形をしています。
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三峰岳(みぶだけ)が近づいてきました。見晴らしのよいハイマツの稜線を歩きます。
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第1目標の三峰岳に到着。隣に間ノ岳や北岳があるため目立ちませんが、2999mの堂々たる山です。
ここは静岡県、山梨県、長野県の県境で、また富士川・天竜川・大井川の3つの水系の境界らしいです。静岡市の北端でもあって、市町村で0mから2999mまであるのは静岡市だけではないでしょうか。
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三峰岳から見る間ノ岳です。私は北岳から見る間ノ岳が大好きですが、ここから見る間ノ岳も堂々として立派です。
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三峰岳から塩見岳への長い稜線です。右の方に熊の平小屋が見えます。
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間ノ岳の登りは岩が多くなります。
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ガスは出ていますが、頭上は青空です。
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第2のゴールの間ノ岳頂上の標識が見えてきました。
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間ノ岳から北岳の稜線は比較的なだらかです。
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北岳山荘のテント場に到着。きれいに整地されているところが多く、張りやすいです。ソロテントが増えていて、4テン、8テンが珍しくなりました。
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北岳山荘は頂上直下の稜線にありますが、水は下の沢からポンプアップしていて、飲料水は無料でいただけました。最近はペットボトルで購入する山小屋が多い中で、有難いことです。
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3時半頃に一瞬ガスが晴れ、北岳山頂が見えましたが、これが最初で最後でした。
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8月23日(水)
深夜に風雨が強くなり、一時はここで一日停滞も考えましたが、明け方になると雨も止み、出発することにしました。テントの中では風雨は実際以上に強く感じて、気持ちが弱くなりました。 
北岳の登りのお花畑で、トウヤクリンドウ、タカネ(ミヤマ?)オダマキ、などなど(あとは分かりません。)。8月下旬ですが、まだ見ごろです。
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風は思っていたほど強くなく、上空には時々青空も見えていましたが、ガスがかかっていて、頂上方向もかすんでいます。
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その代わり、ガスがかかっていたおかげでブロッケンが見られました。ガスがかかっている反対側から陽がさす時に見られます。ヨーロッパでは山には悪魔が住んでいるので、妖怪が現れたと考えますが、山に神仏が住んでいる日本では、阿弥陀如来が現れたとして御来迎と言われます。
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頂上直下を御来迎と共に歩いて最終ゴールの北岳に到着。今回のブロッケンは、外側の輪もきれいに見えました。
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北岳頂上で、ブロッケンの外側の輪をバックに。
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北岳頂上から肩の小屋経由で草スベリの急斜面を白根御池へ下ります。草スベリの2700m付近にシカから植生を守る柵が設定されていました。こんな高い所にもと驚きますが、次第にもっと上の方にも被害が広がっているようです。
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白根御池に到着。草スベリの途中から、黄色い花で背丈の高い花が群生していました。アキノキリンソウではないかと思いますが、高山植物のかわいらしさがないように感じます。あまりに広範囲にそれだけ群生しているので、シカが好まない植物かと思いましたが、ネットで調べても分かりませんでした。
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降り出した雨の中、白根御池からさらに滑りやすい急斜面を下ります。北岳頂上から広河原まで1660mを下るのは大変でした。白根三山を縦走して農鳥岳から奈良田に降りるのも大変ですが、こちらも相当なものです。
  
ほとんど降りてきたところで、やっと森の美しさに気が付きました。
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ゴールの広河原山荘です。川の反対側にある以前の広河原山荘は使われておらず、昨年こちらに移ったようです。ここでシャワー(800円)を使い、さっぱりとしました。
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山荘の前がバス停で、奈良田、身延とバスを乗換え、身延駅からJRで滋賀に帰りました。
北岳頂上付近で展望がなかったのが残念でしたが、8月下旬としては、まずまずの天候に恵まれた山行でした。
テント泊縦走ということもありましたが、標準の4割増し程度と、やはりペースは遅くなりました。
 K3号

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