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明智越から愛宕山

個人山行ブログ
2022年6月26日(日)
歴史のある明智越から愛宕山に登りました。
梅雨明け直前の暑い時期でしたが、山の中で風があれば意外に過ごしやすく、標高差もそこそこあって、良いトレーニングになりました。
明智越は明智光秀にちなんだ名前で、本能寺の変の直前に、光秀が愛宕山にお詣りした時に通った道です。本能寺の変の時は、明智越、老ノ坂越、空櫃越の三方面から本能寺に向かいましたが、本隊は老ノ坂越を使ったようです。
我が故郷の亀岡駅を出ると、明智光秀の像が立っています。後ろの小高いところに、江戸時代は五層の天守閣がありました。
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亀岡はもともとは亀山藩で、明治の初めに三重にも亀山があったために、亀岡に変えたそうです。
駅から北に向かうと、保津川に架かる橋から目標の愛宕山が見えます。右奥の山が愛宕山で、左の形の良い山は牛松山で、冬場には中腹から見事な雲海が見られます。
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登山口までは街中を歩きます。要所要所には案内板もありますが、こうしたところはスマホの地図が役に立ちます。
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明智越の登山道入り口には案内板があります。
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明智越の道には所々、こんな案内板があります。説明は右下のQRコードをスマホで読めばわかるようですが、見るのを忘れました。
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梅雨で雨模様化と思っていましたが、時々陽射しもあって、風の通る所では意外に快適でした。全体に常緑樹が多いですが、ミツバツツジもあります。
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マツも結構多く、台風で木が倒れた後には、若いマツが育っていました。
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一山越えて下ると水尾の集落が見えてきます。
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山道からバスも通る舗装道路に出ますが、こんなところは疲れます。
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水尾は柚子の里で、たくさんの木があります。
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廃校の水尾小学校で、二宮金次郎の像が残っていました。
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水尾の登山口から頂上まで約800mで、低いながら一山越えた後はこたえます。水尾から水尾別れまでの道は初めてです。このように歩きやすいのですが、地味に傾斜のある道が、1時間ほど続きます。
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最後までほとんど傾斜の変わらない道を登りきると、水尾別れの休憩所です。
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愛宕山の手前に亀岡方面が開けたところがあり、以前はこの辺に「亀望台」の標識があったように思います。丸く見える建物が、パープルサンガのスタジアム、その上の緑の所が亀山城址で、今日はあの辺から登ってきました。
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亀岡盆地は太古は湖だったと言われていますが、ここから見ると確かにそんな感じです。

愛宕神社の手前でクリンソウの群落があり、花が咲いた後で実をつけていました。これまで愛宕山では気が付かなかったのですが、最近、他でもクリンソウを見ることが多くなりました。クリンソウはシカがあまり食べない植物で、その影響もあるかもしれません。
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愛宕神社のお詣りした後は、ツツジ尾根から保津峡駅に降りました。保津峡駅は橋の上に駅のある珍しい駅で、ちょうどその下を保津川下りの船が通っています。
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明智越はハイキングコースとなっていますが、亀岡駅から愛宕山に登って保津峡駅に降りると約8時間ほどかかり、暑い中、結構よい運動になりました。
K3号












 

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