メンバーは男性6人、女性2人です。
前日は17時に野洲駅を車2台で出発、その日は勝原駅で仮眠しました。
当日は上小池駐車場に移動し、5:40に出発です。何十台も可能な整備された大きな駐車場でした。
少し行くと大きな栗の木がありました。樹齢350年、幹回り約5.7m、樹高約19mということです。この付近には三ノ峰が望める美しい刈込池がありますが、立ち寄る時間はありません。
登山口、いよいよ出発です。お天気は上々。
きれいな階段もある急坂を登り六本槍に到着。間近に荒島岳(右)と、その左奥に両白山地の一方の雄、能郷白山が見えます。
まずは三ノ峰を目指して、見晴らしの良い稜線を歩きます。
左に三ノ峰の姿が見えてきました。三ノ峰避難小屋は右のピークの付近にあります。
振り返ると大長山(右)、赤兎岳(中央)が見えます。赤兎の左奥には経ヶ岳も見えます。
三ノ峰の避難小屋に到着。トイレもあるきれいな小屋で、東側斜面には今年は多くの残雪がありました。この小屋付近が石川県、岐阜県、福井県の県境で、福井県の最高峰は、この小屋の南側を少し登った所で2095mです。
ここで別山が姿を現しました。
小屋から少し行くと三ノ峰のピークです。
三ノ峰が10時前、リーダーは時間の関係で別山までは難しいと思っていたようでしたが、ここで引き返す手はないとの女性陣の声に押されて、12時には引き返すということで、別山に向かいます。中央のピークでそんなにかからないように思いました。
いろんな花があちこちに咲いていましたが、ゆっくりと撮影している時間はありません。これはハクサンイチゲです。
急な雪渓が一か所だけありました。アイゼンは持ってこなかったですが、何とか大丈夫でした。
目標より早く11時半に別山に到着、10人ほどの人がいました。
白山が間近です。
きれいな青空で、展望は申し分ありません。御嶽(右)、乗鞍(左)です。
槍穂高連峰です。右は穂高、真ん中のキレットはいつもよく分かります。槍は肉眼では分かりにくかったですが、写真で左の方の写っています。その手前が笠ヶ岳のようです。
えらく立派な三角錐のピークがあると思ったら、剣でした。その左には白馬、その右(写真中央)に立山があります。右端の大きな山は薬師岳です。
南を見ると三ノ峰(中央)の左側に二ノ峰、一ノ峰の稜線が見えます。この稜線をたどって別山、白山へのルートが気になり始めました。
遠くには伊吹山も見えていました。
名残惜しいですが、別山頂上を後にして、気持ちのよい稜線を三ノ峰へ向けて戻ります。
別山頂上から少し下にある台地状の別山平に向かいます。広々として大変気持ちのよい所です。
三ノ峰の手前から別山を振り返ります。残雪期にはいろんな模様が現れます。私には頂上付近に龍か、タツノオトシゴがいるように見えます。左端には馬が。
六本槍から急な斜面を下って、無事に駐車場に16時半頃に到着、11時間近くよく歩きました。
帰りには秘湯の鳩ヶ湯温泉に立ち寄りました。
当初は10日に三ノ峰避難小屋まで登り、11日に別山へ行く予定でした。しかし11日の天候が悪いとの予報で10日の日帰りに変更、更に10日の天候が悪いとの予報を受けて直前に11日の日帰りに再度変更しました。結果は大正解でした。
前日は一時的にかなり荒れたようです。近畿地方は既に梅雨入りで、梅雨の時期の予報は直前まで変わるようです。
あとで天気図を調べると北海道と九州に低気圧があり、一見全国的に悪いように見えます。
しかし北陸地方はちょうど二つの低気圧の真ん中で、高気圧が張り出したような形になって、申し分ない好天となりました。
K3号