1978年から続く山歩き・登山のクラブ『湖南岳友会』

参加者　5名　　晴れ

三ノ宮から電車を乗り継ぎ山と町が隣接したような鵯越駅で下車、ここから歩き始めます。
山は低いがアップダウンを繰り返して摩耶山まで、さらに足を延ばし三ノ宮まで歩きました。　

いきなりの急登で始まってあえぎあえぎ菊水山（459ｍ）到着、山頂には
大パラボラ・アンテナがあり、360度の展望。


　　　　　　一旦下って国道428号を吊り橋で渡る。


再度、急登が始まり鍋蓋山（486ｍ）へ。山頂は広く樹林の合間に
ポートアイランドや神戸空港が霞んで見える。
昼食をとって一休み。

次は再度山（470ｍ）、六甲全縦ｺｰｽは再度山をﾄﾗﾊﾞｰｽし次の大龍寺の山門を
通過してしまうが興味あって再度山山頂に登る。山頂は平凡だが下ると
大龍寺の本堂裏手に出て境内を見学できた。　山中に見事な寺があるものだと感歎する。

　　　　　　再度山山頂にて、手前は神戸市の水準点


　　　　　　　　　　大龍寺境内にある地蔵尊


大龍寺の一角には毎日登山壱萬回塔も。多数の人が達成されているよう。


　　立派な大龍寺山門。　六甲全縦は奥の坂を下って通過する。


大龍寺を通過し、市ケ原で休憩。
これからが、今日最大の稲妻坂を登って摩耶山までと思うと気が重い。
う〜ん！　ため息が出る。

待てよ！　と、せっかくだからメンバーで誰も立ち寄ったことのない
世継山山頂にあるハーブ園に脱線しようと立ち寄ることにする。　
おかげでおいしいハチミツ入りソフトクリームをゲット。
これが大正解、疲れも一時遠のく。
 

ハーブ園を出て摩耶山（702ｍ）まではさすがに疲れて何度かの急登に
黙々と声も出ず。3時50分やっと到着。

　　摩耶山・掬星台からの展望。三ノ宮方面からポートアイランド　　


疲れたが、まだ余力ありそうだったので南下し青谷道を三ノ宮へと下る。

知識がなかったが、摩耶山直下にある摩耶山史跡公園（旧天上寺跡）に出くわし
広大な敷地に驚く。　説明文では隆盛時には比叡山・高野山・摩耶山と並べ
られ、伽藍300・僧数3000人を数えたとのこと。残念ながら昭和51年1月31日
の火事で焼失し、あとは復元ならずという。

　　　　　　　　　　旧天上寺跡地の一部


　　　　　　　天上寺への長いなが〜い石段道を下る。


　　　　　　下山路に咲いていた見事な満開のコブシ


青谷道は険しい青谷に沿って造られた参詣道のひとつ。
途中、数ヶ所の禊場（行者滝）が今も存在する。

　　神戸市内で唯一の茶畑、
　　　毎年5月初旬、八十八夜の日に小学生が茶摘みをするという。


青谷道を抜けた途端に大都会神戸の市街地に入る。　疲れてはいるが
まだ余力あり、一挙に三ノ宮まで歩く。

行動時間 9時間、歩行数 44000歩、歩行距離 22ｋｍ、累積高度 1370ｍ
　　　　　　　　　　　良く歩いたもんだ！

遅くなったので、山男女服装にとって相応しい三ノ宮ガード下食堂街の
中華レストランに飛び入り、乾杯のあとたらふく食べて満足して帰路に着く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　By　しばちゃん