2023年5月25日~26日
丹沢山系を大倉尾根から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸と小屋泊1泊で縦走しました。
丹沢山系は関西からだと余り馴染みがないですが、首都圏からはすぐに行ける山で、関西で言えば六甲山のような感じでしょうか。
43年前に行ったと同じコースで、目当ては富士山の眺めとツツジです。富士山の眺めはまずまず、ツツジはシロヤシオが少し遅かったですが、トウゴクミツバツツジは見ごろでした。
前日は渋沢駅近くのビジネス旅館に泊まり、早朝タクシーで大倉登山口へ。全体的には高気圧の圏内でしたが、弱い気圧の谷の影響で雲が多い天気でした。それでも1300m付近の花立山荘まで登ると富士山が間近に見られました。
トウゴクミツバツツジは見ごろで、新緑をバックに、より映えます。
関西のコバノミツバツツジに比べると、トウゴクミツバツツジの葉は大きいです。
塔ノ岳を越えるとシロヤシオも現れます。
シロヤシオは少し見ごろを過ぎたようで、花が散ったものもありました。別名は五葉躑躅で、確かに五葉です。
山腹にもトウゴクミツバツツジが綺麗です。
シロヤシオとトウゴクミツバツツジが並んでいると、より綺麗です。
多くの山でそうですが、丹沢もシカの被害が大変のようです。
あちこちにシカを防ぐための柵が設置されています。柵の内側には灌木が茂っているのに、柵の外側は低い草がまばらに生えているだけです。
これも他の山で共通ですが、特に丹沢では登山者が多くまた地質の影響でしょうか、踏み跡による登山道の崩壊が深刻のようです。そのため、こんな立派な階段で、土の上を歩けない所が多いです。
階段が続くとうんざりとしますが、従来型の整備では、このように崩壊してしまいます。滋賀県の近くの山でもよくみられる光景です。
塔ヶ岳の登山者数は年間8万8千人という調査結果があり、登山者によるオーバーユースの問題は深刻のようですが、他人事ではありません。
初日のゴールの蛭ヶ岳(1673m)は丹沢山系最高峰で、神奈川県の最高峰でもあります。広い頂上では石を敷き詰める作業をしておられました。こうしないと土砂が流出する心配があるそうです。
蛭ヶ岳山荘は平日にもかかわらず、10人以上の泊り客がいました。
蛭ヶ岳の由来はいくつかあるようですが、ヒルが多いからという理由のほかに、西から関東に進出した木地師が、木地師の聖地である滋賀県永源寺町の『蛭谷』から名付けたという説もあるそうです。
小屋の方に聞くと、山頂付近はヒルが越冬できないため、そんなにいないように言っておられました。丹沢のヒルも有名ですが、ヒルの本場鈴鹿を知っている私たちにとっては、丹沢のヒルはかわいいものかもしれません。
夕方になると霧が出てきて翌日の天候が心配されましたが、朝になると少し雲が多いものの、ご来光が見られ、富士山も少しだけ色づきました。
これから辿る檜洞丸にも陽がさしてきました。
昨日歩いた塔ヶ岳からの稜線に雲が流れます。
蛭ヶ岳の下りは結構急で、鎖場もあります。今日も木道がたくさんありましが、こんな所では木道が懐かしいです。
少し登り返すと臼ヶ岳です。展望はありませんが、ブナに囲まれて、今回の頂上の中では一番雰囲気が良かったです。
檜洞丸の手前から蛭ヶ岳を振りかえります。丹沢の盟主に相応しいきれいな山容です。昔、猟師が使った山頭巾(やまづきん)をヒルと呼んでおり、その形に似ているので「蛭ヶ岳」の名前が付けられたとの説もあります。
最後のピークの檜洞丸からの富士山は、今回の山行で一番きれいでした。下の方に山中湖も見えます。
頂上から、富士山をバックにトウゴクミツバツツジとシロヤシオ。
檜洞丸からの下りも、しばらく富士山が見えました。富士山とトウゴクミツバツツジ。
富士山とシロヤシオ。
檜洞丸から下山先の西丹沢ビジターセンターの間はツツジ新道と呼ばれ、シロヤシオ目当ての登山者が平日にもかかわらず、続々と登ってきました。頂上付近から下るにつれ、シロヤシオは花を落としているものが多かったです。
バイケイソウもシカが好まないために増えているそうです。
下山は西丹沢ビジターセンターで、そこからバスで小田急新松田駅経由で帰宅しました。
丹沢山系はテント場はほとんどありませんが、通年営業の山小屋が多く、紅葉の時期、冬季も楽しめそうです。
トウゴクミツバツツジは見ごろで、新緑をバックに、より映えます。
関西のコバノミツバツツジに比べると、トウゴクミツバツツジの葉は大きいです。
塔ノ岳を越えるとシロヤシオも現れます。
シロヤシオは少し見ごろを過ぎたようで、花が散ったものもありました。別名は五葉躑躅で、確かに五葉です。
山腹にもトウゴクミツバツツジが綺麗です。
シロヤシオとトウゴクミツバツツジが並んでいると、より綺麗です。
多くの山でそうですが、丹沢もシカの被害が大変のようです。
あちこちにシカを防ぐための柵が設置されています。柵の内側には灌木が茂っているのに、柵の外側は低い草がまばらに生えているだけです。
これも他の山で共通ですが、特に丹沢では登山者が多くまた地質の影響でしょうか、踏み跡による登山道の崩壊が深刻のようです。そのため、こんな立派な階段で、土の上を歩けない所が多いです。
階段が続くとうんざりとしますが、従来型の整備では、このように崩壊してしまいます。滋賀県の近くの山でもよくみられる光景です。
塔ヶ岳の登山者数は年間8万8千人という調査結果があり、登山者によるオーバーユースの問題は深刻のようですが、他人事ではありません。
初日のゴールの蛭ヶ岳(1673m)は丹沢山系最高峰で、神奈川県の最高峰でもあります。広い頂上では石を敷き詰める作業をしておられました。こうしないと土砂が流出する心配があるそうです。
蛭ヶ岳山荘は平日にもかかわらず、10人以上の泊り客がいました。
蛭ヶ岳の由来はいくつかあるようですが、ヒルが多いからという理由のほかに、西から関東に進出した木地師が、木地師の聖地である滋賀県永源寺町の『蛭谷』から名付けたという説もあるそうです。
小屋の方に聞くと、山頂付近はヒルが越冬できないため、そんなにいないように言っておられました。丹沢のヒルも有名ですが、ヒルの本場鈴鹿を知っている私たちにとっては、丹沢のヒルはかわいいものかもしれません。
夕方になると霧が出てきて翌日の天候が心配されましたが、朝になると少し雲が多いものの、ご来光が見られ、富士山も少しだけ色づきました。
これから辿る檜洞丸にも陽がさしてきました。
昨日歩いた塔ヶ岳からの稜線に雲が流れます。
蛭ヶ岳の下りは結構急で、鎖場もあります。今日も木道がたくさんありましが、こんな所では木道が懐かしいです。
少し登り返すと臼ヶ岳です。展望はありませんが、ブナに囲まれて、今回の頂上の中では一番雰囲気が良かったです。
檜洞丸の手前から蛭ヶ岳を振りかえります。丹沢の盟主に相応しいきれいな山容です。昔、猟師が使った山頭巾(やまづきん)をヒルと呼んでおり、その形に似ているので「蛭ヶ岳」の名前が付けられたとの説もあります。
最後のピークの檜洞丸からの富士山は、今回の山行で一番きれいでした。下の方に山中湖も見えます。
頂上から、富士山をバックにトウゴクミツバツツジとシロヤシオ。
檜洞丸からの下りも、しばらく富士山が見えました。富士山とトウゴクミツバツツジ。
富士山とシロヤシオ。
檜洞丸から下山先の西丹沢ビジターセンターの間はツツジ新道と呼ばれ、シロヤシオ目当ての登山者が平日にもかかわらず、続々と登ってきました。頂上付近から下るにつれ、シロヤシオは花を落としているものが多かったです。
バイケイソウもシカが好まないために増えているそうです。
下山は西丹沢ビジターセンターで、そこからバスで小田急新松田駅経由で帰宅しました。
丹沢山系はテント場はほとんどありませんが、通年営業の山小屋が多く、紅葉の時期、冬季も楽しめそうです。
K3号