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福寿草を求めての霊仙山

個人山行ブログ
 3/17(日)例会で登るつもりが雨で中止。 翌日、快晴となり季節の福寿草を求めて今畑から霊仙山西南尾根コースを周回してきました。
前日登った人のブログと対比すれば、一日違いでの雪の状態が興味深いです。
3月18日(月) 快晴  単独

コース
彦根⇒今畑8:35
→今畑廃村→笹峠→11:00近江展望台→南霊岳→12:10霊仙山最高点12:30→三角点→経塚山→お虎ヶ池→猿岩→展望地→汗拭峠→落合→15:00今畑⇒彦根       行程時間:6hr25min

月曜日だというのに快晴で福寿草に魅かれたのか10台程度の車が既に駐車。

少し登ると今畑の廃村が現れる。民家は荒れ放題だが周辺には目指す福寿草があちこちに。 茎は延び花も盛りが過ぎている。
 
       今畑廃村と周辺の福寿草 
1今畑廃村.jpg

2フクジュソウ.jpg 3フクジュソウ.jpg

笹峠までの登りがほぼ終わり平坦地に来ると左に近江展望台への急登が眼に入る。あの雪面を登るのかと思うとげんなり気分。

4近江展望台.jpg

笹峠を過ぎ展望台への標高差250mの急登。 昨夜の雪で地面はほぼ隠れているが、下の地面は水をたっぷり含んだ粘土質で滑りやすい。途中でたまらず軽アイゼンを装着、歩き易くはなったが泥んこ道に悩まされる。付近でアイゼン持参しない人は滑り止めに難渋、気の毒なくらい。
       展望台への登り斜面 石灰岩特有の岩だらけ
5西南尾根への登り.jpg

近江展望台へ到着。アイゼン脱ぐがドロドロもいいとこ。始末に往生する。
展望台からの展望は文句なし。360度の視界に大満足。

         近江展望台からの御池岳方面
6近江展望台から御池岳方面.jpg

ここからは西南尾根を歩いて霊仙山山頂部へ。尾根部は石灰岩でゴツゴツ、やや下のトラバース道を選んだが土道は滑りやすく歩きにくい。結局、雪の尾根道を慎重に歩く。 途中、可憐な福寿草があちこち顔を出す。 日照りにつられ開花したばかりのよう、これから満開時期を迎えるらしい。
 
      展望台から西南尾根・山頂を眺める
7西南尾根から最高点.jpg

8フクジュソウ.jpg

9フクジュソウ.jpg 10フクジュソウ.jpg

山頂近くで右の白谷に切れ込む斜面 枯葉の樹林帯(なんの樹?)が美しい
11西南尾根途中.jpg

  最高点から振り返って西南尾根 北斜面には結構雪が残る。
12最高点から西南尾根.jpg

   最高点より琵琶湖を挟んで左が蓬莱山、右が武奈ヶ岳
13右武奈ヶ岳左蓬莱山.jpg

   堂々たる滋賀のシンボル・伊吹山  右は白山連峰
14伊吹山白山.jpg

最高点や三角点付近からは傾斜も緩くお虎ヶ池まではルンルン気分で歩ける。 過去に繁茂した笹薮は今は影も形もなく枯れ草が残る程度。 土道は水をたっぷり含み滑りやすいので残雪や枯れ草が残っている部分を歩く。

      お虎ヶ池 小さな池はまだ凍っていた
15お虎ヶ池.jpg 16凍結池.jpg

猿岩を過ぎると超泥んこ道が控えている。展望は良いが下はぬるぬる道、転んでも危険はないが転べば下半身泥んこになるのは間違いなし。15分程度だが慎重に慎重に、疲れること請け合い。道を外れると斜面でもあり滑りやすく、この泥んこ道を通るしかない。このコース最大の嫌な道、我慢するしかない。

17超泥んこ.jpg

泥んこ道を過ぎ展望地で一服。あと汗拭峠までは気楽な気分。汗拭峠すぐ手前のいつもの斜面では可愛い雪割草(ミスミソウとも)が迎えてくれた。

    斜面に可愛く咲く小さな雪割草
18ユキワリソウ.jpg 19ユキワリソウ.jpg

汗拭峠からは大洞谷を通って落合へと。 最初はロープ設置の急坂を下り2回の小さな渡渉はあるが、昨年の台風影響はさしてない、倒木は少しあるが通行には支障ない。(彦根から今畑に向かう途中、「落合以遠は通行不可」との看板があったが登山道としては充分通れるので問題ない。)
落合近くでは堰堤の工事が大々的に行われており、以前とは大違い。まもなく落合に着くが、この一角に10~15台程度の新しい駐車場が設けられていた。今後、この駐車場を利用するとよい。

          落合駐車場の全景
20落合駐車場.jpg

By しばちゃん
 

この記事へのコメント

≫ Sayo | 2019年03月19日16時51分
福寿草を愛でるのに泥んこ道は厭いません。こんな覚悟がないとあの道に足を踏み入れる勇気は生まれません。
それでも見たい福寿草 春を感じ 身内に喜びがあふれますね。一日違いの快晴 恨めしいお天気巡りですが これも山 これも自然です。

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