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鈴鹿・タイジョウ ワンダリング

個人山行ブログ
久しぶりに紅葉の盛り、自然のままの道なき低山を歩いてみたくなり、仲間を募って歩いてきました。
11月10日(土) 曇のち晴 参加者8名(つい先日、入会された熟練者二人も参加、山経験は豊富のよう、嬉しい限り)

 昨日の天気予報は快晴だったが現地は曇り空、陽の当たる紅葉を期待したのにちょっと期待外れの山行、でも午後からはばっちゃりの快晴。
訪れたのはタイジョウ1061m、鈴鹿ではあまり登られる山ではないが自然を満喫できる鄙びた山の一つ。杉峠からイブネに向かう途中、佐目峠から分岐し尾根をひたすら歩いてピークを越え名のある山としてはタイジョウ・カクレグラがあり佐目集落に下って永源寺ダムに抜けるのが一般的コース。
今回は秋の陽が短いのでタイジョウだけの周回コースを選ぶ。アプローチの林道が長いので山歩きは4時間強のコース、山に入ると目印テープはあるが道らしき痕跡は薄く急斜面を探しながら歩くタフなコース、長時間なら遠慮したきコース。

コース:

八日市IC⇒甲津畑⇒甲津畑登山口7:54→タイジョウ登山口8:459:25尾根への分岐→9:45尾根取付→10:38 P90011:00タイジョウ11:3512:05峠→12:25休憩地点12:3012:47尾根への分岐→→13.06タイジョウ登山口13.1814:25甲津畑登山口

                                                    行動時間 6時間30分 
(左クリックで拡大)
タイジョウ地図2.jpg

陽が当たっていると紅葉が映えるのにと林道を歩きながら曇り空を恨めしく眺める。杉峠への千草街道を歩き50分で三角避難小屋に着く。ここからタイジョウ登山口が始まる。入口には黄色字の案内板が遠慮気味に置かれている。
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しばらくは元村落があった広い緩い傾斜地を歩く。朽ち果てた石段が随所に見られ炭焼窯跡も散見される。昔は結構賑わった集落が存在したのだろうと想像する。
        元村落内の古びた炭焼窯跡
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 しばらく歩くも右手の尾根に取り付く地点がわかりにくかったが、地図を眺めながら見当をつけトラバース斜面に取り付く。雨上がりで斜面もかなりきついので滑りやすいがなんとか各々のメンバーが苦労し、やっと目標の支尾根に取り付きひと休憩。ご苦労でした。
     踏み跡のほとんどない小尾根の急坂をゆっくりと
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支尾根には目印テープはあるが道らしい気配はあるものの判然としない。尾根を外さぬよう歩けば問題はない。周りの紅葉に助けられながらピークを数度越える。
   中腹では紅葉が進み疲れた体を癒してくれる
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最後の鞍部には経10m位の池らしき蒐場も顔を出す。山頂が近づくにつれ紅葉も終わりブナ林も丸坊主、山頂は結構広く、のんびりと昼食タイム。
この頃からやっと太陽が顔を出し始め、徐々に広がってくる。

 タイジョウ山頂手前の窪地にはタイジョウ池が、背景はタイジョウ山頂
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   タイジョウ池を過ぎての登りから振り返って眺める
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       タイジョウ山頂での元気な仲間たち
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山頂からは北西の尾根をカクレグラへと向かうのだが山頂直下は苔むした大岩が累々とあるので危険、やや右側の尾根
利用し迂回し回り込んで尾根に入りP911ピーク手前の峠に向かう。ここは比較的楽ちんコース。
   山頂付近の落葉樹林帯、反対側にはシャクナゲ樹が繁茂
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  峠への途中、樹幹につけられた生々しい熊の爪痕

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峠からは谷筋を急下降、滑りやすいので慎重に慎重に。ただし、滑ったからと言って危険はない、数歩分ずり落ちる程度で大けがに繋がるほどではない。
  谷筋への下降、道跡はほとんどなく滑るぬようにと慎重に
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         休憩地点の見事な紅葉
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急斜面の終る谷筋地点で休憩。 しばらくすると単独行男性が下りてくる。今日初めて出会う人でどこからと聞くとグリーンランドから渡渉し送電塔経由カクレグラから尾根伝いで来たと。登山路は問題ないと言う。 これを聞いて勇気づく、来春にはカクレグラまで足を延ばそうかと頭を擡げる。

一周廻って元の地点へ。行きに入ったトラバース地点に赤目印テープをつける。しばらく降ってタイジョウ登山口に戻る。

三角避難小屋で休憩、あとは林道を甲津畑登山口へと戻るが、この頃にはすっかり一面の青空へと変身、林道周りの山々の広葉樹はここぞとばかり紅葉の花々を咲かせていた。
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帰路、いうまでもなく池田牧場へと脱線。 今日は土曜日、混んでいるだろうと思っていたが、なんと超満員。 ジェラードを求めて列を作っていたのには驚いた。 日本は平和だとつくづく思う。

By しばちゃん

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