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県連雪山基礎講座Ⅱ 仙丈ケ岳

個人山行ブログ

4月中旬、初夏のような暖かさで風もなく快適な雪山登山を学んできました。

 

201842122日  両日とも快晴  講師1名 受講者3

420日、飯田線伊那北駅の駅舎で前泊し、翌214時起床。戸台駐車場へ向かう。

戸台駐車場に7時着、テント地である大平山荘を目指して710分出発。
戸台川の河原を歩き、大きな渡渉を
5回、小さな渡渉数回。雪解けの川の水は冷たい!
180421 仙丈ケ岳-04 戸台川の河原を行く.jpg
 

落ちたら大変!!

頼りない丸木橋を渡るのもヒヤリヒヤリ。

河原での休憩で飲んだ、川の水は冷たくて美味しい。乾いた喉を潤してくれた。
180421 仙丈ケ岳-10 頼りない丸木橋を.jpg

 

河原から歩くこと4時間、ここからは樹林帯。

八丁坂を進むと南アルプスらしい苔林が広がる。

なんと気持ちの良いことでしょう!癒される~~
180421 仙丈ケ岳-15 八丁坂を進むと南アらしい一面苔林に.jpg

 

途中、残雪が凍り付いているところが数か所あり、アイゼン装着を2か所で行った

 

テント地の大平山荘に着いたのは、1433分。
180421 仙丈ケ岳-20 大平山荘着.jpg

 

飲用の水も豊富にあり、快適なテント泊。

夕食はカレー鍋。締めはカレー出汁にうどん。

お腹いっぱいになり大満足。明日に向けて早めの就寝

180421 仙丈ケ岳-23 締めはカレー出しにうどん.jpg

 

422日 2時起床、4時出発。
 

北沢峠から仙丈ケ岳を目指す。

5時ごろから明るくなり、急登が始まる。

樹林帯の中にもナイフリッジが現れ、緊張する場面も。
180422 仙丈ケ岳-007 樹林帯の中にもナイフリッジが現る.jpg

 

樹林帯を抜けると素晴らしい眺望。

青空に遠くの山々が映える。

北アルプスの山々も、、、槍ヶ岳も、、、
180422 仙丈ケ岳-019 北アルプスの山々も 槍ケ岳.jpg

 

北岳と長い稜線と間ノ岳。迫力がある!!
180422 仙丈ケ岳-022 北岳と長い稜線と間ノ岳.jpg

 

小仙丈ケ岳から望む仙丈ケ岳のカールは、なんと綺麗なことでしょう!!
仙丈ケ岳を目指して進む。
180422 仙丈ケ岳-036 仙丈ケ岳を目指し進む.jpg

 

前方には中央アルプス、白山、右前方に乗鞍岳を望むことができ、晴天に感謝!

広い雪原を一歩一歩前へ。気持ちがいい!
180422 仙丈ケ岳-038 前方には中央アルプス、白山 右前方に乗鞍岳が.jpg

 

途中、ナイフリッジもあり緊張する。

慎重に一歩一歩確実に。
180422 仙丈ケ岳-058 途中ナイフリッジも.jpg

 

ここも急坂。きつかった。

しかし、全視野に広がる遠くの山々が背中を押してくれた。
180422 仙丈ケ岳-062 ここも急坂 きつかった_1.jpg
 

急な斜面をトラバースする。
180422 仙丈ケ岳-070 急斜面をトラバースする.jpg

 

岩の間の急斜面を登る、

踏み場を考え、アイゼン爪に注意して、アイゼンワーク、ピッケルワークの訓練。

180422 仙丈ケ岳-071 岩の間の急斜面を登る.jpg

仙丈ケ岳山頂目前、最後の急斜面に挑む。気合いを入れて!
180422 仙丈ケ岳-074 最後の急斜面に挑む.jpg

 

1125分、仙丈ケ岳山頂を踏む。
180422 仙丈ケ岳-092 山頂にて.jpg

 

山頂から望む 富士山、北岳、間ノ岳。
富士山は一日中、雄大な姿を見せてくれた。
180422 仙丈ケ岳-077 山頂から望む富士、北岳、間ノ岳.jpg

180422 仙丈ケ岳-078 富士と北岳.jpg

 

中央アルプスと右後方は御嶽山。

微かに見えるは噴煙か?
180422 仙丈ケ岳-094 山頂にて 中央アルプスと右後方は御嶽山.jpg

 

山頂での眺望を楽しんだ後は下山開始、最初の急斜面を下る。

バックステップ訓練。
180422 仙丈ケ岳-096 さあ、下山開始 バックステップ訓練兼ね下る.jpg

 

またまたナイフリッジが、、、気を許せない。

心地よい風が頬を撫でて、気持ちが良い。
180422 仙丈ケ岳-100 ナイフリッジ 気持ちが良い!.jpg

 

振り返り、下ってきた足跡を眺めると感無量!!
180422 仙丈ケ岳-111 振り返り、下った足跡を眺める.jpg

 

1305分、ここまで下ってきたんだ。正面に甲斐駒ヶ岳を望みながらゆっくりと下山した。その後方には昨年残雪期に登った八ヶ岳が望めた。
180422 仙丈ケ岳-123.jpg

 

急な斜面は登山靴を横にして下る。

気温上昇で雪が緩む、滑らないよう気を張って。
180422 仙丈ケ岳-127 急斜面は登山靴を横にして下る.jpg

 

北沢峠から大平山荘まで林道を歩く。
180422 仙丈ケ岳-136 北沢峠から大平山荘まで林道を.jpg

 

今回の雪山基礎講座では、アイゼン&ピッケルワーク訓練、急坂でのバックステップを学んだ。
気温上昇で、緩んだ積雪での歩行は想像以上に厳しく、体力も要した。

晴天に恵まれたことが何よりも幸運であり、学びも多かった。

仙丈ケ岳山頂へ導いてくださった講師に感謝し、共に学んだ受講者に感謝します。

 

GPSデータ  沿面距離 33.5㎞  累積標高 +2320
                                                                            by.koko

 

この記事へのコメント

≫ くみこん | 2018年04月27日23時33分
抜けるような青空に恵まれ、眼下には富士山、北岳、
間ノ岳の雄大な南アルプスに魅せられた山行でした。
残雪のこの時期は地道に歩かないと見られない景色ですから「頑張ってきたよ~」 て言える山行でしたね。
そして変化に富んだ内容で、苦手な渡渉も克服できたし、今でも写真を見て胸が詰ります。
講師とお二人に感謝申し上げます。
ブログありがとうございました。



≫ もりもりJP | 2018年04月28日06時39分
kokoさん、ブログアップありがとうございます。
バスが開通する前のこの時期、山には殆ど人が居なく出会ったのは単独の2名だけ。森林限界を超えると周囲の山々の展望に見とれながら急登やトラバース、ナイフリッジをこなし、山頂へ。これまでトレーニングしてきたことを復習・実践しながら完歩することができました。
雪山基礎講座Ⅱも残すところ総合の1山行のみ。これまでの訓練・経験を活かし大いに楽しみたい。

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